過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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218
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:05:01.38 ID:t8V4LTxho
償い。
ハルヒの口にしたその単語が、俺の頭の中で、何度も繰り返される。
たしか、それは、罪を犯した人間に課せられるものだったはずだ。
そうか。今、ハルヒの心を動かしているのは―――罪悪感なのか。
以下略
219
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:06:01.30 ID:t8V4LTxho
「消える、って……」
ぽつりと、俺の後ろで、伊織が呟く。
以下略
220
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:07:01.99 ID:t8V4LTxho
「ペルソナ!」
ハルヒの口から放たれたその単語が、屋上の大気を震わせる。呼び声に呼応し、現れたのは、赤い衣装に身を纏った、道化師のような姿のペルソナだった。
以下略
221
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:08:00.98 ID:t8V4LTxho
そのペルソナが、仰々しく両腕を振りかざすと、あたりの空間に、風が吹き始めた。初めは僅かな風だったが、それはすぐに、真空の刃を伴う、ハルヒの体を中心とした旋風となり、俺たちの体を一度に襲った。
『か、風です! えと、吹き飛ばされないようにしてください!』
「ラウレッタ!」
以下略
222
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:09:01.09 ID:t8V4LTxho
「ゆかりちゃんっ!」
妹が叫び、岳羽さんと斧の間に、新たに障壁を作り出す。その障壁によって阻まれ、光の斧が弾き返される。しかし、それによって、初めに張られた、魔法を無効化するための障壁が解除された。辺りを吹き荒れる嵐と、かまいたちが、俺たちを襲う。
以下略
223
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:10:02.83 ID:t8V4LTxho
時を同じくして、屋上に吹き荒れる風が、弱まってきたのを感じた。先ほどのマントのペルソナが去ってから、時間が経った為だろう。今なら、ペルソナを召喚できる。
「行け、ネミッサ!」
ハルヒの傍らに立つ、鏡の女神に向けて、無数の拳を解き放つ。
以下略
224
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:11:08.58 ID:t8V4LTxho
「く……は……」
ペルソナが受けたのと同様の傷を、全身に刻み込まれ、ハルヒはついに、膝をついた。その手の中のペルソナカードが地に落ち、霧散する。
以下略
225
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:12:01.19 ID:t8V4LTxho
俺は、黙ったまま、古泉に視線を向けた。神妙な面構えで、ハルヒの姿を、痛々しそうに見つめている。
「違う……もう……許されないの……私は……」
ハルヒが言うと、伊織は目を見開きながら、
以下略
226
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:13:03.02 ID:t8V4LTxho
………
以下略
227
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:14:00.88 ID:t8V4LTxho
「俺を助けてくれたのは……お前だったのか」
「あんたの『ダンテ』は、私の心の海から生まれた者……だから、ちゃんと、返してもらおうと思ってね」
以下略
228
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/01(木) 21:15:02.55 ID:t8V4LTxho
ハルヒが咆哮すると同時に、ハルヒのペルソナは、足下を蹴り、こちらへと向かって駆けてきた。
それを迎え撃つべく、僅かに遅れ、俺のダンテが羽ペンを構える。
ハルヒのペルソナは、両の手に携えた、俺のダンテのそれよりもわずかに小ぶりな羽ペンを、眼前で交差させ、全体重をかけて、俺に斬撃を放ってきた。
ダンテは、両手で握り締めた羽ペンを右から左に薙ぐ形で、その剣撃を受け止める。
攻撃は―――決して重くない。当たり前だ、ハルヒは既に、満身創痍なのだから。
以下略
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