過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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86:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:37:15.94 ID:gIGEqEoto

『あの……古泉さん、ですか?』

と、頭の中に、女性……先ほど、風花と呼ばれていた声が響いた。

以下略



87:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:38:44.08 ID:gIGEqEoto

『えっと……とりあえず、皆さん。古泉さんと、その仲間のお二人と、順平君と天田君。今、私もそっちに行きます。コロちゃんも一緒です。
 今からしばらくは、その中庭は安定しているから、はぐれてしまうことはないはずです。詳しくは、落ち合えてから話しましょう』

と、残し、山岸風花の声は途切れた。言われたとおり、古泉たちは一箇所に集まり、ひとまず挨拶を交し合う。
以下略



88:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:40:12.69 ID:gIGEqEoto
伊織の言葉を受け、彼は右手でひらひらと、空中を煽ぎ、

「俺はそんな器用な芸当はできんぞ」

「ま、始めはそんなモンだって。頑張れよ、キョン」
以下略



89:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:40:59.18 ID:gIGEqEoto

「あの、突然なんですけど、皆さん。この空間……中庭全体は、もう安全です」

「は?」

以下略



90:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:41:47.76 ID:gIGEqEoto

「一時間につき一日……ってことは、もう僕らがここに来てから、まる二日ですか……?」

「ええ、そうよ。そして、もうすぐまる三日目が過ぎようとしてるわ」

以下略



91:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:42:44.86 ID:gIGEqEoto

「……え、もう終わったの? あっさりしすぎてね?」

「ええ、終わったわ。……メッセージが届いてるわよ、ほら」

以下略



92:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:43:57.25 ID:gIGEqEoto
妹。
長門は、無事だとは言ってくれたようだが、安心することなど出来はしない。いつ、シャドウに遭遇し、精神力が尽きても、おかしくはない状態なのだ。
さっさと見つけてやらんと、俺は後々、とんでもなく後悔する羽目になっちまうかも知れない。そんなのは御免だ。

「山岸さん、すみませんが、俺は妹の方を助けに行きます」
以下略



93:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:46:36.90 ID:gIGEqEoto
さて。そんなわけで、古泉を月光館学園組へと売り渡し、天田少年を迎え入れた、我々、SOS団影時間支部は、本棟中層を目指し、新生タルタロスを駆け上り始めたわけである。

「前は、うちのリーダーの力なのか何なのか分かりませんが、ある程度進めば、そこから改めて上り始めることも出来たんですよ」

というのは、天田少年曰くであり。しかし、我々はその前リーダーほどのキャパシティは、あいにくなことに持っていないようで。
以下略



94:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:47:11.90 ID:gIGEqEoto

『もしかしたら、どこかに隠れているのかもしれません。下手に動かれちゃうと、また別の階層に行っちゃう可能性もあるから、一箇所にいてくれたほうが、探しやすいんですけど……
 ユノの力で、皆さんがいるフロア内にいるかどうかまでなら、探知できますから、とりあえず、しばらく進んでみてください。あ、それと……長門さんからの連絡が入った場合は、追って伝えますので』

零時計を見ると、現時刻は四十分。あと二十分で、また一日を飛び越しちまうわけだ。
以下略



95:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:48:20.11 ID:gIGEqEoto
その後、山岸さんからの連絡は特に無く、十五分ほどの時間を掛け、俺たちは三十四階へたどり着いた。階段を上り終えると同時に、山岸さんからの通信が来る。

『あっ、着きました、三十四階ですね。……探知できます、そのフロアに、妹さんがいます。ただ、通信は出来そうにないです……
 恐らく、どこか一箇所に留まっていると思います。フロア内の空間は安定していますから、今のうちに探し出してください』

以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:49:24.26 ID:gIGEqEoto
妖精。これまた聴きなれない言葉が、妹の口から飛び出す。またなにやらの専門用語か。心当たりはないか、と、天田の顔を見ると、自分も知らないといった風に首を横に振った。

「死神ならうろついてましたけど、妖精なんて知らないです」

「ピンクで空飛ぶ妖精さんなんだよ。お金があれば回復してくれるって言うから、お家から持ってきたお小遣いで治してもらったの。ちょっと足りないけど、特別にって。それに、アイスもくれたんだよ」
以下略



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