過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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403: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:51:31.35 ID:+FUAmXwk0

「全く、油断ならんな…」

 冷や汗を拭おうとしてヘルメットに阻まれ、出鼻を挫かれた思いでヘルメットを外した隊長は溜息混じりの声を吐こうとして、その瞬間、CSGが新たに反応を検知したことを伝えるアラームがその息を詰まらせた。

以下略



404: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:52:53.57 ID:+FUAmXwk0

「…やってくれるッ!」

 部下四人へも同様に攻撃を放ったカースドヒューマンが、者共の怯んだ一瞬を付いて戦闘機動の仕切り直しを図る。一瞬弾幕の途切れた内に翼の補強を生成し、あわや墜落かというすんでで翼を撃ったカースドヒューマンを狙い、応射の火線を張ったのは隊長が一番早かった。
 カースドヒューマンは殺到する弾丸を潜り抜け、彼を中心に見据えて側面へ回り込もうと飛行する。またあの釘が飛んでくるかと覚悟したが、次の瞬間、その体から放たれたのはもっと大質量の黒い砲弾とでも呼ぶべき代物だった。
以下略



405: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:55:44.60 ID:+FUAmXwk0




(どうなってるんだ、あれは!さっきのは陽動か!?)
以下略



406: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:57:35.57 ID:+FUAmXwk0

「…先に断っておくけど、早とちりは勘弁してくれよ?あの少女…二宮飛鳥とか言ったかな。…を指名手配してやるわけにもいかないからね」

「わかってるさ…」

以下略



407: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:00:26.96 ID:+FUAmXwk0



 同刻。
 ブラムの方角から走り抜けた振動を知覚して、格闘戦の間隙を縫って戦艦を見上げた和久井留美にも、禍々しく直立するそれは認められた。
以下略



408: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:02:35.79 ID:+FUAmXwk0

『人質を取った、交渉は成立。野望の鎧は手に入ったも同然だよ』
「…そう、それはご苦労様。後は手筈通りにね」
『了解。切るよ』

以下略



409: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:05:29.06 ID:+FUAmXwk0
 地面にを引きながら踏みとどまり、留美はガンベルトに収まる残りの武器の感触を確かめながら、不機嫌な声を投げる。これもまた鎧の戦士。だが、ひどく小柄だ。人間であるなら、未発達の子供と言うほかにない。

「何者?」

 寸分の迷いもなく輝く瞳が留美を撃ち抜き、その鮮烈な赤の印象を際立たせる。
以下略



410: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:06:35.52 ID:+FUAmXwk0



「───目、閉じたらダメじゃない」

以下略



411: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:07:42.01 ID:+FUAmXwk0


─────────………………

────………
以下略



412: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:10:44.22 ID:+FUAmXwk0

「…高そうなお酒ですね。さぞ良い味がするのでしょう」

 向こうに広がる光の海へと向けていた鋭い目つきを、ふと赤紫の液体に向けて女は言った。
 先刻までガンベルトを伴うライダースーツと硝煙の匂いに包まれていた彼女も、今は高級な特注スーツと淡い香水で身を飾っている。一部の隙も無く整えられたスーツに相応しく、その佇まいは完璧なものと言えた。
以下略



413:@設定  ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 04:20:15.02 ID:+FUAmXwk0

名称:和久井留美

職業:社長秘書

以下略



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