過去ログ - 長門「ユッキー……私の事を呼ぶならそう呼んで」
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1
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 22:43:01.93 ID:Flc7T4o40
お蔵出しスレ。
※エロ。男同士、女同士、ふたなり、カップル陵辱色々。
※絡みは無節操だけど、基本理念はキョンとハルヒにエロイことしたいというアレ。
※6,7年ものなのでノリが懐かしい。
SSWiki :
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2
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/05/17(日) 22:43:56.70 ID:Og2ryLwG0
期待
3
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 22:51:54.86 ID:Flc7T4o40
物語は突然に。そして唐突にエキセントリックかつ支離滅裂な設定を押し付けられるものである。
それを多少マイルドにするために――……かどうかは定かでないが、昔々と言う常套句があるものだが、
残念ながらこの話は昔でもあるところでもない時間平面上に起こった物語なので、やはり、唐突に始まらざるを得ない。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 22:56:03.90 ID:Flc7T4o40
うんともすんともおうとも言わない。
自己紹介の文句を逡巡しているにしてはいささか長すぎる沈黙に、教室中戸惑った視線を交し合う。
秒針が一周するあたりで、さすがに俺も振り返った。
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:01:01.49 ID:Flc7T4o40
長門有希は孤高の人だった
誰とも何も、必要最低限の会話すらしない。
授業中指されても答えを指差すか黒板に書くだけ。
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:06:48.92 ID:Flc7T4o40
さて、早いもので彼女が教室をシベリア送りにした自己紹介からはや一ヶ月。
下半身男子も熱血教師も門前払いした長門有希はいよいよクラスで孤立しつつあった。
かといって困るそぶりなど微塵も見せず、彼女は今日もハードカバー一冊で構築した絶対防衛ラインに鎮座している。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:11:27.21 ID:Flc7T4o40
「よう、おはよう……」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:25:40.52 ID:Flc7T4o40
その瞬間、長門有希との対話で赤ランプの付いていた俺のヒットポイントは一気に全回復した。
これが毎日見られるなら長門有希とコンタクトを取るのもやぶさかではない。
そう考える俺は近年稀に見る阿呆面だったことだろう。
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:32:35.95 ID:Flc7T4o40
桜はすっかり散って青々とした木々が並木道を飾る、春も半ば。
俺は図書館へと向かっていた。
俺は読書家ではない。どころか、ちょいと難解な絵本でさえ読む気になれない。
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:34:10.99 ID:Flc7T4o40
「……ジョーク」
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:41:43.88 ID:Flc7T4o40
図書館に足を踏み入れた長門有希は、本棚の間でしばらく硬直していたが、やがてゆっくりすぎる動きで館内を見渡すと、朦朧とした足取りで本の海に呑まれていった。
まあ全て俺の主観でしかないから、長門有希が本当に浮かれていたかどうかは分かりかねる。
何事もなく本を返し、長門を探すと、本棚の前で腕が折れてしまいそうなほどぶ厚い本にかじりついていた。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/05/17(日) 23:42:43.47 ID:ZiNjLhozo
懐かしいのぉ
13
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/05/17(日) 23:45:49.62 ID:jvfKOBoCo
ああ、あの頃のノリだ
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:46:40.64 ID:Flc7T4o40
「最近はどうだ、面白い本は見つけたか」
「……割と」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/17(日) 23:53:25.87 ID:Flc7T4o40
返事が5字にも満たないのは相変わらずだが、俺の思い上がりでなければ、俺たちふたりの距離はナメクジの匍匐前進と同じくらいのペースで、しかし着実に縮まりつつあった。
この会話をした翌日、貸すから、と分厚い本を渡されたときは感動さえ覚えたものである。
長門有希は俺が思っていたよりもたくさんの表情を持っていたらしい。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/18(月) 00:01:15.60 ID:AbDz0ws10
「面白い人だなあ。その子は別の高校に行っちゃったの?」
「いいや、恐ろしいことに、同じ北校生だ」
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/18(月) 00:02:34.65 ID:AbDz0ws10
返す刀で切り返す。どことなくピリ付いた語調に、俺は思わず朝倉を見上げた。
相変わらずの笑顔であるが、少々違和感がある。そういえば最初に長門と親交を深めようとしていたのは、朝倉だったな。
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/18(月) 00:03:18.36 ID:AbDz0ws10
さて、読者諸賢には悪いが、ここまで前フリである。
時計を回して、事件はその日の放課後から始まる。
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/05/18(月) 00:04:20.96 ID:AbDz0ws10
今日はここまで
次回はまあ、お察しの通りのアレ
20
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/05/18(月) 01:29:20.02 ID:wrlcTu0AO
いじめか…?
21
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/05/19(火) 23:37:13.29 ID:EV/Kbc/hO
乙
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