42:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:50:17.45 ID:YlVf3vwU0
アイシャ「それで、どう思うわけ?」
ジム「思春期の少女みたいに夢見がち、いや、今時はその辺の女子高生のがキミより損得が分かるだろうな…」
アイシャ「それだけ?」
43:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:52:13.48 ID:YlVf3vwU0
アイシャは故郷のことを思い出した…
貧しくてひもじい想いをする家族…職をなくす父親…売春をする母娘…
カラシニコフを持つミナやアニスくらいの子供たち…骨と皮だけのような赤ん坊…
ジム「偽善的な募金をしながら、目の前のホームレスを嘲る偽善者はたくさんいるよな?」
44:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:54:37.78 ID:YlVf3vwU0
ジム「新婚旅行はあの客船でドバイにハネムーン、楽しいぞ…?」
アイシャ「・・・・・」
ジム「同じアラブでも、キミのいたアラブとは大違いな場所だ」
45:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:56:14.80 ID:YlVf3vwU0
私はミナを連れ帰ることにした…
ミナ「あ、アイシャ、お話は終わったの?」
アイシャ「…うん、遅くなってごめんなさいね」
46:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:57:32.43 ID:YlVf3vwU0
―その日の深夜
私はふと目が覚めた。
何か得体の知れない胸騒ぎがするのだ。
47:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 03:02:10.46 ID:YlVf3vwU0
〜ここまでのあらすじ〜
ジムの所から逃げ出したアイシャ。
NYで唯一頼れる場所であるアリのオフィスに向かった。
48:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:40:58.29 ID:a+Bw8t890
入国管理局職員「アイシャ・ジャクソン、アメリカ国籍…間違いないようだな……」
アイシャ「・・・・・」
入国管理局職員「…キミの身元は確認された、安心したまえ、すぐに解放するよ」
49:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:42:36.33 ID:a+Bw8t890
しばらくするとジムが迎えに来た…
ジム「話は聞いたよ…心配したんだぞ…」
アイシャ「ジム…あなたの仕業でしょ…」
50:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:44:42.08 ID:a+Bw8t890
アイシャ「やっぱり! あなたってなんて人なの! この人でなし!」
ジム「何? 勘違いはよせ、僕の好意で彼らを救済してやろうってことだよ…」
アイシャ「好意!?」
51:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:46:35.03 ID:a+Bw8t890
アイシャ「わかった…あなたの言うとおりにします…。
だから…おねがい、もう…」
ジム「分かればいいんだ! 分かれば!」
52:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:48:27.16 ID:a+Bw8t890
義父「ジム…そんな男だとは思わなかったが…」
義母「ねぇ、嫌なら…今回の縁談は…」
アイシャ「ううん、いいの、私受け入れる」
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