過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
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1
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 18:58:56.69 ID:eO1MEmUE0
『クリスマスパーティー、その後で』
(原作:俺ガイル)
原作6.5巻後のifストーリー。
夜のとばりが静かに降り、冷たい数が頬を撫でる。
それでも、町の灯はほのかなキャンドルのように温かく、
終わりかけたクリスマスを優しく照らす。
届かない祈りも、叶わない願いもきっとある。
ただ、それを静かに、
白い息とともに吐き出すことも今日くらいは許されるだろう。
その吐息が、誰のともしびを揺らすことも、きっとある。
一人でいても、誰かといてもクリスマスは今日もやってくる。
だから、すべての人に、メリークリスマス……。
八幡「なに人の背後に隠れてナレーション入れちゃってるんですか? 背後霊なんですか?
それとも生霊ですか? どちらにせよ怖いからやめてくれませんか?」
振り返ると、予想通り雪ノ下雪乃の姉。
雪ノ下陽乃が至近距離から見上げてくる。
先ほどまで一緒にクリスマスパーティー?(由比ヶ浜談)をしていた雪ノ下の面影が
ある女性が俺を見つめたいた。
…………若干、
いやかなり、
一部分だけ自己主張のレベルが違いすぎるお胸の膨らみを
除けば、二人が姉妹だと頷ける。
二人とも強烈すぎる存在感を持っている事は共通しているが、
その存在感の醸し出し方の違いもこの姉妹を彩っている個性の違いに直結しているだろう。
雪ノ下はなんというか、触らなければ害がない、
とでもいうのだろうか。
その美貌と才能に対する羨望と嫉妬を抱かれても、
遠くから眺めている分には雪ノ下は牙をむかない。
小さいころからの慣れとも言うが、
雪ノ下自身の近づいてくるなオーラが彼女自身とまわりの人間を守っているのだろう。
一方姉の陽乃さんは雪ノ下と同レベルの美貌と才能を持ち合わせているが、
妹とは違く相手が近寄ってこなくとも自分から近寄って来て牙をむく。
ほかに妹と違う点があるとすれば、
外見上整いすぎた社交的な面もあることはあるが、
こちらが視線をそらそうと気にいった相手にはとことんかまい倒す面倒すぎる性格だろう。
つまり今の俺みたいに、だ。
陽乃さんの存在感がでかすぎるせいで気にはしなかったが、
やはりその背は女性であると実感してしまう。
こげ茶色のマフラーを口元まで覆い、
キャラメル色のダッフルコートは意外にも似合っている。
普段の食えない大人の言動を見ていると、
幼く見えるダッフルコートは似合わないのではないかと思いもしたが、
見た瞬間やばいと思ってしまった。
主に胸のあたりが大きく膨れ上がっているから幼く見えなかったとかいうのは秘密だ。
でも、それを抜きにしても似合っている。
食えない大人をいたずら好きの子供とレッテルを着け替えれば、
おかしくはない、か。
まあ、どちらにせよ、
素材がいいから何を着ても似合ってしまうんだろうけど。
陽乃「んっもうぅ……、
せっかくのクリスマスの余韻を盛り上げてあげていたのに、
ほんと比企谷君なんだから」
自分の事を棚に上げて俺の事をディスるのやめてくれませんか?
その比企谷君なんだからっていうのは、
どうみても悪い意味ですよね?
しかもその比企谷君だからを使って俺をディスっていますから、
二重で俺のことをディスることになりますよ。
よっぽど俺の事を批判したいんですか。
そもそも俺。
そんなに悪い事しましたか?
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2
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 18:59:22.18 ID:eO1MEmUE0
俺がうらみがましく見つめると、
やはりというかやっぱりというか、
どうせなら本当に背後霊であって、
見えないほうがよっぽど健康的にこの後の時間を過ごせたんじゃないかとさえ思えてくる。
以下略
3
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 18:59:49.64 ID:eO1MEmUE0
陽乃「母も仕事かな」
八幡「じゃあ…………えっと、その」
以下略
4
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:00:20.35 ID:eO1MEmUE0
って、さらにお胸を押し付けないでくださいっ。
形良い胸がきれいにに崩れて、心地よい感触が腕に伝わってきちゃうじゃないですか。
以下略
5
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:00:47.03 ID:eO1MEmUE0
八幡「合鍵あるって雪ノ下は知っているんですよね?」
陽乃「知ってはいると思うな。
以下略
6
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:01:15.10 ID:eO1MEmUE0
八幡「これが落ち着けますか」
陽乃「じゃあ、コーヒーでも飲んで落ち着こうか。ここで話していても寒いじゃない?
以下略
7
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:01:45.37 ID:eO1MEmUE0
つまり、実家へは行かないようだ。
しかし、この方向。雪ノ下が住んでいるマンションに向かっているのはどうしてだろうか?
このまま雪ノ下のマンションに行って、
以下略
8
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:02:33.00 ID:eO1MEmUE0
陽乃「じゃあソファーに座ってて。今コーヒー淹れるから」
八幡「はい、すみません」
以下略
9
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:03:41.11 ID:eO1MEmUE0
意味は大きく違うけれど。
いつか山の頂に昇りつめたいって思えてしまうほどの誘惑に
俺は遭難をやめる事ができなくなりそうで、このまま眠りに付きたいほどで。
以下略
10
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:05:30.56 ID:eO1MEmUE0
なんだこれ?
こんなのは雪ノ下の部屋にはなかったはずだ。
というか、もし見ていたんなら絶対に忘れないだろ。
以下略
11
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:06:20.13 ID:eO1MEmUE0
陽乃「知っているわけないじゃない。比企谷君があの子に教えてあげる?」
本来なら言うべきなのだろう。
以下略
12
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:06:50.61 ID:eO1MEmUE0
八幡「いや、いいです」
陽乃「ん、それならいいけど」
以下略
13
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:07:26.59 ID:eO1MEmUE0
やっぱ日本人のおもてなしは最高なんだな。
うん、そうだ。そうに決まっている。
小町に裏切られたとか、一晩猛獣の檻の中で猛獣と過ごさないといけないとか、
以下略
14
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:08:02.84 ID:eO1MEmUE0
八幡「はぁ……」
陽乃「それよりも、クリスマスプレゼント、どう? うれしい?」
以下略
15
:
黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:08:35.91 ID:eO1MEmUE0
陽乃「雪乃ちゃんを見ていて、その周辺をうろちょろする君を見ていたら、
なんだか興味を持ったのがきっかけかしらね。
で、いろいろ手を出してみたらかわいかったっていうのが決め手かな」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/25(金) 21:07:56.08 ID:kl6JYuHy0
乙です
はるのん可愛いかった
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/25(金) 21:30:09.87 ID:VSqfocWlo
(原作:俺ガイル)
以下略
18
:
名無しNIPPER
2015/12/25(金) 22:52:18.71 ID:nmCxwEiD0
ほほう
19
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/26(土) 19:40:52.04 ID:+298/ztLo
いいんじゃないかな
もっと細かく分割したほうが読みやすいけど
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