過去ログ - ジャムおじさんの息子
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:30:48.53 ID:/p0Ll9udO


「おい!アンパンマン!」


以下略



16:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:36:09.25 ID:/p0Ll9udO
しかし、僕たちはなにを話したらいいか分からなくて、少し時間を持て余した。
無言の時間に息苦しさを感じて、カレーパンマンが僕に話しかける。


「そういえば、さっきジャムおじさんになにか話しかけようとしてたよな。
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:37:29.12 ID:/p0Ll9udO


「でも、どうしてパン工場に住まなくなったの?」

「それはさ、俺はすごいやつだから、もう一人でも大丈夫だなって思って」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:39:18.26 ID:/p0Ll9udO


「ばいきんまんがお前を殺そうとしてる?そんな訳ねぇだろ」

「そうなのかな」
以下略



19:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:40:35.16 ID:/p0Ll9udO


「カレーパンマン?」

「ああ、いや、まーさ」
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:43:37.98 ID:/p0Ll9udO
カレーパンマンがパトロールに出掛けてくれてからしばらく経って、外のお日様が傾き始めた頃。
窓ガラスを通って、オレンジ色の光が僕の部屋の中を照らした。
まるでオレンジジュースの中を泳いでいるような綺麗な光を、僕はぼんやりと眺めていた。
こんなにゆっくりしたのは久しぶりで、僕はどうしたらいいか分からなかったから、今はただ夕日に包まれていたいと思った。

以下略



21:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:44:42.60 ID:/p0Ll9udO


「あの……これは僕のなんでしょうか?」

「うん、まぁ、そういうことね」
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:47:12.17 ID:/p0Ll9udO
次の日、お日様は相変わらず光り輝き、野原の草や木も一本残らず照らしていく。
その優しさは僕の部屋にも届いて、壁にかけられた僕のマントや外行きの服を照らした。
この服はジャムおじさんが考えたもので、バタコさんが作ってくれた物だった。
そしてその服を着た僕を、チーズはカッコいいと言ってくれて、みんなは僕のマントが見えるとほっとすると言ってくれた。

以下略



23:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:48:36.64 ID:/p0Ll9udO
毎朝の軽やかな動きで、僕の顔は焼きたてのふかふかな顔へと変わった。
僕は自分の顔を洗ったことはないけど、きっと顔を洗うのと同じくらい清々しいことなんじゃないかと思う。
元気な明るい心で満たされていく僕に、ジャムおじさんが微笑みかける。


以下略



24:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:51:28.77 ID:/p0Ll9udO


「あ、そういえば、もうすぐ小麦粉が無くなってしまうんだっけ」


以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:53:45.74 ID:/p0Ll9udO


「あ……あなたは……」


以下略



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