24:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:51:28.77 ID:/p0Ll9udO
「あ、そういえば、もうすぐ小麦粉が無くなってしまうんだっけ」
25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:53:45.74 ID:/p0Ll9udO
「あ……あなたは……」
26:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:55:17.95 ID:/p0Ll9udO
空中でぴくりとも動かない僕を見て、しょくぱんまんが優しく手を差しのべる。
「アンパンマン、しっかりして下さい。
少し、木陰で休みましょうか」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:57:31.23 ID:/p0Ll9udO
「アンパンマン、ちょっと今日はお前に話があるんだ」
「話って?」
28:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:58:57.49 ID:/p0Ll9udO
しょくぱんまんが倒れている森からあまり離れずに、僕たちはそばの草原へ降り立った。
そよそよと風に揺れる柔らかい草の中、ばいきんまんの顔を模した装置が、とても不釣り合いに置いてある。
ばいきんまんがスイッチを押すと、口のような扉が開き、僕はその中へ入るように言われた。
29:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 06:00:24.83 ID:/p0Ll9udO
「じゃあ、しばらくそこで大人しくしてるのだ」
30:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 06:02:08.89 ID:/p0Ll9udO
僕はいつも通りに帰り道を飛んで、パン工場の前へ降り立った。
外はすでに闇に包まれていて、星の光がかすかに瞬いている。
月の光が今日は明るく、パン工場の扉を照らした。
急に僕は、扉についた古い傷や古い汚れに気がついたが、あまり気にせずに扉を開けた。
すると、中にいたみんなが一斉に僕を見た。
31:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 06:03:37.41 ID:/p0Ll9udO
「うーん……あれ?」
32:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 06:04:42.53 ID:/p0Ll9udO
「う……うわ!」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 06:06:36.27 ID:/p0Ll9udO
「……はっ!」
34:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 06:08:30.55 ID:/p0Ll9udO
「私たちって、アンパンマンのことなにも知らないのかもしれないわね」
「えっ?」
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