過去ログ - ジャムおじさんの息子
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:09:58.16 ID:/p0Ll9udO
彼らの後ろ姿を見送って、僕はでかこ母さんに教えられた通り、ちびぞう君の部屋を目指す。
こんこん、と扉を叩くと、ちびぞう君が顔を出した。


「どうしたの?ちびぞう君。みんな君のこと心配しているよ」
以下略



8:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:11:49.23 ID:/p0Ll9udO
「ぼく、お母さんの本棚にあった、ミステリー小説っていうのを読んだんだぞう。
そうしたら……その……」

「どうしたの?」

以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:13:13.66 ID:/p0Ll9udO


「ちびぞう君!大丈夫!?」

「うん、もう平気だぞ!アンパンマンが助けてくれたんだぞう」
以下略



10:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:15:48.43 ID:/p0Ll9udO
遠くにパン工場の煙突が見えて、見慣れた赤い屋根も見えてきた。
僕は一目散に飛んでいきたかったけど、なんでそうしたいのか分からなかったから、ゆっくりと飛んだ。
そして、バタコさんとメロンパンナちゃんが植えた花壇を見ながら、パン工場の扉の前に着地する。
花はいつも通り綺麗に咲いているのに、僕はその花を綺麗だと思えなかった。

以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:16:58.47 ID:/p0Ll9udO


「お帰り、アンパンマン」


以下略



12:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:18:03.14 ID:/p0Ll9udO


「あの……それなら、ロールパンナちゃんはどうなんでしょう」


以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:21:26.29 ID:/p0Ll9udO
窓の外の真っ暗な闇が次第に暖かみを帯びて、お日様の光が僕の部屋にも差し込んでくる。
かなり早起きしてしまった僕は、輝く朝日を静かに眺めていた。
空は昨日と同じように青く、いつもと同じような雲が浮かんでいる。
僕はその一つ一つに安心しながら、身支度を整えた。

以下略



14:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:24:05.21 ID:/p0Ll9udO
そして、しばらく忙しそうな音が続いて、パン工場の扉をノックする音が響く。


「こんちはー!」

以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/10(水) 05:30:48.53 ID:/p0Ll9udO


「おい!アンパンマン!」


以下略



16:名無しNIPPER[saga sage]
2016/02/10(水) 05:36:09.25 ID:/p0Ll9udO
しかし、僕たちはなにを話したらいいか分からなくて、少し時間を持て余した。
無言の時間に息苦しさを感じて、カレーパンマンが僕に話しかける。


「そういえば、さっきジャムおじさんになにか話しかけようとしてたよな。
以下略



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