過去ログ - 飛鳥「ボクがエクステを外す時」
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22:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 21:40:20.26 ID:+Oro3rOyo



「調子でも悪かったんですか? 体調管理もボクたちにとっては大切な仕事ですよ」

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 21:49:30.08 ID:+Oro3rOyo

「どうだ、蘭子?」

「ふむ……微々たるものだが、熱き波動を感じる……(ちょっとだけ熱があるかも……)」

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 21:56:19.09 ID:+Oro3rOyo

「よかろう。我もこのまま捨て置けぬ。壮健な我が身を以て、我らが花園へ帰還した暁には同胞たる飛鳥の邪気を祓わん!(私も心配だから、寮に帰ったら飛鳥ちゃんの看病するね!)」

「いいよ、そんな。万が一蘭子に伝染してしまったら元も子もないだろう?」

以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2016/05/06(金) 22:00:37.23 ID:+Oro3rOyo
ここまで。書き溜めが無いので次はいつになるやら……

ぷち飛鳥、解放されましたね。さっそくエピソード全解放してきました。相変わらず飛鳥でした(?)


26:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:29:51.55 ID:/gCBb+6Yo



「前から思ってたんですけど、飛鳥さんっていつも自室でお料理してるんですか?」

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:34:45.09 ID:/gCBb+6Yo

 鍵を開ける。帰っても家族すら出迎える人のいなくなった、今のボクの家だ。
 実家にあるボクの部屋とは比べ物にならないほど広い。当たり前ではあるが、備え付けの設備で生活のほとんどを営める。寮自体に食堂や浴場があっても、食事や入浴のためにここから出る必要はない。
 この部屋には何でも揃っていた。それ故に、ここには何もなかった。
 もとより孤独への対処に慣れていたからホームシックには掛かりそうもない。しかしひとたび事務所を離れれば孤独がつきまとってくる。ヒトは孤独を抱えて生きるものだと、ここへ来る以前のように何度も寂しさを誤魔化してきた。
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:37:36.17 ID:/gCBb+6Yo

 蘭子からボクの分のトレイを受け取り、部屋の中へ招き入れる。もっぱら作業台として使っていた備え付けの簡素なテーブルを食卓として誰かと囲むことになろうとは。

「飛鳥……その身に刻まれた煉獄の呪いは未だ解けぬか?(飛鳥ちゃん、熱は上がってない?)」

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:45:46.25 ID:/gCBb+6Yo



 中身が空になった二人分のトレイを、運んできたカートごと蘭子が返しにいっている間にボクはベッドへ潜る準備を整える。後は歯を磨くだけだ。
 軽くシャワーも浴びておきたかったが明日の朝に回すことにした。蘭子いわく「揺り籠にて多量の生命の雫を精製し穢れを祓うとよい(眠ってる時にたくさん汗かいて治しちゃおう)」とのこと。
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:50:54.63 ID:/gCBb+6Yo

「あの人に……プロデューサーにアイドルにしてもらうまで、ずっと私は独りだと思ってたの」

 彼女は穏やかな表情で、過去を懐かしむように語ってくれた。
 どこかで聞いたことがあるような――彼女の物語を。
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 23:57:10.11 ID:/gCBb+6Yo

 ……。
 ……………………。

 ……えっ、終わり?
以下略



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