過去ログ - めぐみん「行ってらっしゃい、ゆんゆん」ゆんゆん「またね、めぐみん」
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:45:27.83 ID:OmZmP1SP0
■プロローグ
「え? あの禁呪が知りたいんですか?」
「はい! その禁呪を使えば私は一生爆裂魔法を撃つことができるのです!」
「でも、あれは……」
「お願いします! こんな事を頼めるのはウィズしかいないんですよ!」
ウィズが困ったように言う。
「めぐみんさん……。そういう問題ではありませんよ。あの禁呪なら確かに一生毎日爆裂魔法を使えると思います。でも、それは辛い人生の始まりでもあるんですよ」
わかっている、あの禁呪を使うという事がどういう事なのか。
たぶん大変かもしれない。
たぶん苦しいのかもしれない。
たぶん泣きたくなる日が来るかもしれない。
たぶん……もしかしたら、後悔する日が来るのかもしれない。
それでも私は−−−−−−爆裂魔法を一生撃ちたいのだ。
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2
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:48:00.65 ID:OmZmP1SP0
「お願いします! 土下座でも何でもしますから!」
床は汚いので机の上で土下座をしようと準備していると、仮面の男……バニルが現れ、ウィズがバニルに助けを求める。
「バニルさんからも言ってやってください。どんなに大変な事かを」
以下略
3
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:49:10.17 ID:OmZmP1SP0
私はジタバタ暴れ、ウィズの手を振り払う。
「私はさっき『なんでもするから教えてくれ』と言いました。私は有言実行するタイプです。今から禁呪を教えて貰うために『なんでも』を実行する事にします」
私は別に『教えてくれたらなんでもする』と言ったわけではない。
以下略
4
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:53:14.89 ID:OmZmP1SP0
■1 この昔話に祝杯を!
「おはよう。めぐみん」
「おはようございます。ゆんゆん……って、もうお昼ですよ!」
以下略
5
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:53:51.75 ID:OmZmP1SP0
カズマの件。
それは魔王を討伐した後、カズマからプロポーズを受けた話。
正直嬉しかった。すごく嬉しかった。
以下略
6
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:55:19.51 ID:OmZmP1SP0
* * *
魔王討伐後、ゆんゆんは屋敷に住むことになった。
以下略
7
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:56:45.34 ID:OmZmP1SP0
ちなみに潜伏スキルが通用しないアンデッド系は、トイレに行かないだろうという考えの元、カズマはこの作戦を行ったのだが……。
アンデッドの王、リッチーになった今だから言える! リッチーはトイレ行きます!
それにしても、カズマが潜伏していたトイレにアンデッド系が来なくて本当に良かった……。
もし、来ていたらと思うと……本当にカズマは運が良い。
以下略
8
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 20:58:07.77 ID:OmZmP1SP0
「いえ、あれはあれでよかったのです。カズマとアクアはお金を持てば持つほどダメになっていくのですから」
「でも、まさかその後レストランを経営するなんて……」
「ああ、カズマが手元にあった10億エリスを元手に、毎月安定した収入が欲しいという事で始めたんでしたね」
以下略
9
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:01:04.67 ID:OmZmP1SP0
■2 この紅魔の娘に経験値を!
それはとある昼下がり。
「ねえ、お願いがあるんだけど」
以下略
10
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:01:46.75 ID:OmZmP1SP0
* * *
「『ライトニング』−−−−ッ!」
以下略
11
:
◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:02:56.40 ID:OmZmP1SP0
「というか、今レベルいくつくらいなんですか?」
中級魔法で上級魔法くらいの威力があるゆんゆんはかなり高レベルのはず、一体これ以上レベルを上げて何をしたくなったのか? 気になった。
「今レベル89。せっかくだから90まで上げたくて」
以下略
12
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:03:49.73 ID:OmZmP1SP0
* * *
「……ふう。ごちそうさまでした。今日も美味しかったですよ」
以下略
13
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:05:36.09 ID:OmZmP1SP0
* * *
「ふぅー。今日はこれくらいかな……」
以下略
14
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:09:27.87 ID:OmZmP1SP0
■3 この幸薄そうな娘にお祝いを!
とある夕暮れ。
相変わらず全然売れていない、ある有名な店の前。
以下略
15
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:11:57.36 ID:OmZmP1SP0
* * *
カズマから貰っていたお金も減ってきており、安い物しか食べていなかったので、今日のご馳走にケーキは本当に美味しい。
私は14歳で育ち盛りだから、どれだけ食べてもたりない。
以下略
16
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:12:47.36 ID:OmZmP1SP0
一瞬こちらを見たバニルがニヤリと口元を歪ませ。
「汝よ「バニルさんバニルさん。ちなみにこの魔法を売りに出したら、いくらくらいになるんですか?」
とウィズが話を遮り、バニルがまぁよかろうとウィズの方を向く。
以下略
17
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:13:43.60 ID:OmZmP1SP0
* * *
うぅ……。まだ気分が悪い……。
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18
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:15:01.46 ID:OmZmP1SP0
■4 この爆裂娘と最後の夜を!
「ねえ、結婚とかしないの?」
以下略
19
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:18:17.85 ID:OmZmP1SP0
* * *
「ねえ、めぐみん。聞きたい事があるんだけど」
以下略
20
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:18:51.47 ID:OmZmP1SP0
それに−−−−。
「それにゆんゆんがいますしね。雑魚はゆんゆん、ボスは私が討伐すれば楽勝ですよ。ええ、そうです。今後はずっと一緒に稼げばいいんですよ。なんて簡単な事に今まで気づかなかったのでしょうか」
今後はずっと一緒に稼げばいいと私は言った。
以下略
21
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◆xW69XHZIXl2A
[saga]
2016/06/24(金) 21:19:46.07 ID:OmZmP1SP0
ゆんゆんは私から決して視線をそらさない。
私は悪いことをしたかのように慌てて視線をそらしてしまった。
そんな私にゆんゆんは優しく諭すように言う。
以下略
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