過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
1- 20
31:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:53:08.98 ID:Yu37ZZYbO

さっきの仕返しをするように、ホラーマンがいぶかしげに二人にたずねる。


「ホントにこんなところの先に、学校なんてあるんですかね〜。怪しいですね〜」
以下略



32:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:54:20.97 ID:Yu37ZZYbO

「ああ。あれは電柱って言うらしいぜ。あのコードを電気が通っていて、建物に送っているらしいんだ」

「そうなんだ。ぼく初めてみたよ」

以下略



33:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:55:34.23 ID:Yu37ZZYbO

「わー!本物のアンパンマンだ!」

「カレーパンマン!わたしアンパンマンと遊びたい!」

以下略



34:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:57:03.53 ID:Yu37ZZYbO

「やったー!ねぇねぇ、なにして遊ぶ?」

「ぼく鬼ごっこがいい!」

以下略



35:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:58:41.65 ID:Yu37ZZYbO

頬を膨らませるこどもたちに、カレーパンマンとホラーマンは笑顔で言った。


「じゃあ、最初に枝を見つけた子には、特別にスペシャル枝ブーメランの作り方を教えてあげますホラー!」
以下略



36:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:00:31.75 ID:Yu37ZZYbO

けれど、こどもたちはブーメランに夢中で、なかなか校舎に戻ろうとしなかった。
それどころか、ぼくの方が逆に誘われてしまう。


以下略



37:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:01:47.53 ID:Yu37ZZYbO

しょくぱんまんはエプロン姿で、おたまを持ったままぼくに迫った。


「給食だから呼びに行ってって言ったじゃないですか……。
以下略



38:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:03:15.25 ID:Yu37ZZYbO
しょくぱんまんもぼくたちも走り疲れて、鬼ごっこが終わり、こどもたちは校舎の中の教室へと集まった。
机と椅子は街の学校とおなじように人数分あって、その上にはすでに給食が並べてある。
こどもたちはカレーに目を輝かせて、嬉しそうに食べ始めた。


以下略



39:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:04:30.43 ID:Yu37ZZYbO

「みんな、私たちちょっとだけ席を外しますね」

「えっ……帰っちゃうの?」

以下略



40:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:07:11.15 ID:Yu37ZZYbO

「どうなんだろうな。俺たちには分からない」


いまいち理解していないぼくのために、カレーパンマンはさらに説明してくれた。
以下略



41:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:08:30.45 ID:Yu37ZZYbO

ぼくはジャムおじさんに説得されている時と、同じような気分になった。
きっとしょくぱんまんも、ジャムおじさんにそう言われて納得したのかもしれない。
落ち込むぼくを、カレーパンマンは明るい声で慰めてくれた。

以下略



107Res/140.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice