過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
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10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:23:30.69 ID:9SBqwW9h0

「お節介かなとは思ったんですけれど、これ、お茶です。えっと、さっき用意して……
 きっとプロデューサーさん、喉も乾いてるんじゃないかなって思ったから」


以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:24:39.47 ID:9SBqwW9h0

 グイッと中身を飲み干した、空になったばかりのコップを盆に戻すと、
 智絵里はパタパタとした急ぎ足で給湯室の中へと消えて行く。


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12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:26:35.77 ID:9SBqwW9h0

「ん、ありがとう」

 なので俺は再びグイッと飲み干して、

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13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:28:39.38 ID:9SBqwW9h0

 そんな彼女の動きに合わせて、頭の横で二つにくくった彼女の髪が、
 ひょこひょこと跳ねるように小さく上下する。

 その動きが微笑ましいやら面白いやら、
以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:29:56.19 ID:9SBqwW9h0

「いやぁ、実に美味しい麦茶だね」

 ニコニコとした笑顔で語りかけると、彼女もつられてニコリと笑い、

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15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:31:22.82 ID:9SBqwW9h0

 白々しい俺の質問に、一瞬視線を泳がせた彼女が、
 消え入りそうな声でぽそりと答えた。


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16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:32:37.98 ID:9SBqwW9h0

 もうパタパタというよりも、トボトボといった様子で歩く彼女の姿が見えなくなると、
 俺は自分の机の引き出しを開け、中に入っていたある物を机の上に取り出した。


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17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:34:48.09 ID:9SBqwW9h0

「君も、お菓子は好きだったよね? 
 実はここに、今日貰った頂き物のクッキーがあるんだけども」

「あ、はい。お菓子は……好きです」
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18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:36:22.27 ID:9SBqwW9h0

「これって、もしかして手作りですか?」

「うん、まぁ、妙な物は入ってないハズだから」

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19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:37:34.20 ID:9SBqwW9h0

「あ、あの。私も、プロデューサーさんのお茶を持って来るの、忘れてました……」


 開いた口を、右手で隠すようにして智恵理が言った。
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20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:39:21.80 ID:9SBqwW9h0

 そう言って立ち上がった俺の行く手を遮るように、
 智絵里が慌てて立ち上がる。

 けれども、俺は彼女を椅子に座りつけると、
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