31: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:12:48.50 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子P「ちひろさんから裕子が見つけたものについて話を聞いたから……」 
  
 裕子「それで私を探しに来たと……しかしまさかここまで私が接近に気付けないとは、やはりプロデューサーもエスパーですね!?」 
  
32: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:15:13.64 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子P「ユッコって、本当にスプーン似合うね……」 
  
 裕子「そ、そうですか? な、なんだかそういうの照れますね、えへへ♪」 
  
33: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:18:49.68 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子「もしかして……プロデューサーが私を信じてくれるのは……」 
  
 裕子P「初めて会った時にこんなの見せられると、信じるしかないから。サイキックアイドルになるのはこの子しかいないって」 
  
34: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:21:17.41 ID:jzgcTAa+0
  
 また宇宙機関からの情報で小惑星が落下する場所が東京と判明したことで、政府中枢は大騒ぎとなっているのだが、 
 そちらはちひろが対処していることを二人は知らない。 
  
 どちらにしてもここで裕子が動かなければ東京が壊滅することは必定であり、それを分かってか、プロデューサーは 
35: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:24:07.68 ID:jzgcTAa+0
  
 急速に脳の覚醒は進み、いきなり70パーセントまで解放されると、そこから時間を刻むように71パーセント、 
 72パーセントと脳の領域が開かれていく。 
  
 裕子「ググッ!」 
36: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:27:22.46 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子「これ……来たぁ!  来ましたよー!! ここだ、ここです! むむむむーん!!」 
  
 いつの間にか自分の周囲を漂っていた粒子すらも小惑星に向けて放っていた裕子は、その両目から血の涙を流し、 
 小惑星を受け止めている状態になっている両腕を赤熱させながら、最後の脳の覚醒を行う。 
37: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:29:52.13 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子「――ハッ!?」 
  
 不思議な夢を見ていた堀裕子は、そこで目を覚まし、状況を飲み込めないのか目をパチクリとさせながら天井を見つめた。 
  
38: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:31:11.16 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子P「でも、おかげでもっとユッコのことを大事にしようって思えるようになったから、結果としては良かったのかも」 
  
 裕子「えへへ……あ、それでプロデューサー。私は今回何日くらい眠ってたんですか?」 
  
39: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:33:38.79 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子「どうやら小惑星を逸らしたことで力を使い果たしちゃったみたいです……今のユッコはただの美少女ユッコ……」 
  
 裕子P「やっぱり、あの力は残っていたほうが良かった?」 
  
40: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:34:45.75 ID:jzgcTAa+0
  
 裕子「そうなんだ……結局、四ヶ月の間にやってたことは全部忘れられちゃったんですね……」 
  
 裕子P「あ、で、でも私が覚えてるから……!」 
  
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