過去ログ - 前川みくと話せた猫の話。
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:24:07.92 ID:RBrPvO4M0
「にゃあ」と言って、私はテレビに近付いた。今は日高舞の映像は流れていない。だが、どこにそれが置いてあるのかはわかっている。

 私はご主人の方を見て「にゃあ」と鳴き、日高舞のビデオが入っているケースを叩いて示した。

「……舞ちゃんのビデオを再生しろ、って?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:24:43.18 ID:RBrPvO4M0
「おもいでがおりかーさなーってくー♪」

 みくは、歌い始めた。

「ひーとーりでーさーみしかーったときにもーあなたはいつもー♪」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:25:30.87 ID:RBrPvO4M0
「……どうやった?」

 みくの言葉に、私は「にゃあ」と答えた。

 素晴らしかった。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:26:23.54 ID:RBrPvO4M0

4

 それから。

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:26:55.30 ID:RBrPvO4M0

5

「――おばちゃん!」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:27:33.78 ID:RBrPvO4M0

6

 何の前兆もなかった。喧嘩も何もしていなかった。大きなイベントは何もなかった。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:28:01.19 ID:RBrPvO4M0
「……ぐすっ」

 みくが泣いている。

 その隣に、ミケがいた。みくに寄り添うようにして、ミケはみくの隣にいた。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:28:33.29 ID:RBrPvO4M0


 ――なら、ミケは?




13:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:29:39.03 ID:RBrPvO4M0
「にゃあ」

 ミケが鳴いて、みくから離れた。

「あっ……」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:30:29.33 ID:RBrPvO4M0

7

 十年後。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:31:01.10 ID:RBrPvO4M0

8

 大阪。とあるお好み焼き屋。

以下略



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