過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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24:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:14:35.91 ID:+3HHJ9Wn0
「そうよ。信頼を感じることこそあるけど、隊長はアナタにとても厳しいわ。絶対に、贔屓なんかしない。アナタは純粋に能力で副隊長に選ばれたの。隊長にも、他の先輩も、私も持っていない、アナタだけが持っているものを評価されて、ね」
「私だけが持っているもの……お姉ちゃんにも、言われたけど……そんなの、本当に、あるのかな」

隊長と同じ目を持っていたことが少し嬉しいが、それは今どうでもいい。

以下略



25:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:17:52.88 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「残念ながら10連覇は逃してしまったが、記録はいつか止まるもの。そして、準優勝は立派な記録だ。みんな、胸を張れ」


以下略



26:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:19:05.66 ID:+3HHJ9Wn0
「そっか……エリカさんは」

どこか虚ろな視線を宙に漂わせ、薄く笑むみほの姿は痛ましい。

「……何?」
以下略



27:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:20:07.19 ID:+3HHJ9Wn0
「…………みほ。戦車道をやめるって、本当なの?」
「うん」
「黒森峰から転校するって言うのも?」
「うん。大洗女子学園ってところに転校するの。関東だって。都会だよ」
「そう……そう、なのね」
以下略



28:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:21:01.93 ID:+3HHJ9Wn0
「でも……もう、決めたの。今までずっと、自分の中に違和感を持ちながら戦車道をしてた。でも、今回の試合で、お母さんと話をして……思ったの。やっぱり、違うよ、こんなの。勝利のためには犠牲を出してもいいなんて……戦車道って、おかしいよ」

その笑顔はすぐに消え、悲しげに変わる。

勝利を追及する黒森峰の戦いは、どこまでもこの子に合っていないとは思っていたが。
以下略



29:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:21:39.23 ID:+3HHJ9Wn0
「だ、大丈夫だよ、たぶん……こうしてエリカさんとも友達になれたんだから」

この子に、嫌味はあまり通用しない。

久しぶりに会うので忘れてしまっていたのかしら。
以下略



30:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:22:49.83 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「……副隊長? 私が、ですか?」
「ああ」
「その……失礼ですが、どうして私……なのでしょう、か。他にも、適任な先輩方が……」
以下略



31:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:23:40.75 ID:+3HHJ9Wn0


「……また二年生が副隊長?」
「西住流ならまだ分かるけど、あの子はねぇ」
「あの子、西住妹と仲良かったじゃない。それで取り入ったんじゃないの?」
以下略



32:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:24:20.37 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「こういう場合には以下の戦術が有効だ」
「……」
「エリカ」
以下略



33:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:25:57.38 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「……エリカ。今日は飽くまでただの抽選だ。緊張するな」
「は、はい」

以下略



34:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:28:57.99 ID:+3HHJ9Wn0
「はい、そのようですね。さて、隊長はどんな子かしら。まあ、復活したてのチームですし、さほど注意を払う必要は……」
「次の抽選にうつります。大洗女子学園、隊長、西住みほさん」
「はっはい!」

その声には、聴き覚えがあった。
以下略



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