51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:33:56.03 ID:Hhhi1HzW0
叩き付けられたボールは天井まで跳ね上がると、数回バウンドして転がっていきました。
希「大根切り?」
52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:34:56.04 ID:Hhhi1HzW0
/15
絵里ちゃんは私がバッティングセンターで犯した失態について、厳しく叱りました。
一歩間違えれば大怪我をしていたかもしれませんから、絵里ちゃんが怒るのも無理ありません。
53:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:35:46.50 ID:Hhhi1HzW0
指摘されて、はっとなりました。
無意識の内に重ねていることに気がついて、すぐに指を離しました。
長い付き合いなだけあって、凛ちゃんは私のことをよく知っています。
54:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:36:37.30 ID:Hhhi1HzW0
凛「ほら、今度は顔に出た」
花陽「か、隠し事なんてしてない」
凛「それも嘘!ねえ、どうしてホントのこと言ってくれないの?話してくれれば相談にだって乗るし、かよちんのためならなんだってするよ!」
55:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:37:21.89 ID:Hhhi1HzW0
/16
あてもなく街をふらついていると、次第に夜の闇が深くなってきました。
もうとっくに家に帰ってないといけない時間だけど、今日はどこにも帰りたくありません。
56:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:38:17.79 ID:Hhhi1HzW0
人の波を最短ルートで抜け、全速力で走ります。アドレナリンの影響からか、身体の疲れなんて感じない。
どこまでだって走って行ける。
57:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:39:13.30 ID:Hhhi1HzW0
ブラックの缶コーヒー?
ゴミだとしたら、ゴミ箱に捨てないと──
あとで回収するつもりで地面に置くと、スマホの光に照らされて、先にあるものがちょっとだけ視えました。
58:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:40:14.98 ID:Hhhi1HzW0
花陽「いやああああああああああっ!!!!」
その後のことは、よく覚えていません。
59:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:41:06.16 ID:Hhhi1HzW0
/17
沈み切った心は、そう易々と戻ってくることはありません。
昨日の夜に視た光景は、夜を越えても脳裏にこびりついたままです。
60:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:42:02.55 ID:Hhhi1HzW0
凛「いいよー。かよちんがついて来てくれたら、ラーメンも三割増しぐらい美味しくなるからね。そのときは真姫ちゃんも一緒に行こ!あっ、あとはシエル先輩も連れてくにゃ!」
花陽「えっ、今なんて──」
真姫「私は別に構わないけど……シエル先輩がラーメン屋について来るとは思えないわ」
61:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:42:54.25 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あ、あの、どちらさまですか」
??「あなたの二つ上の先輩のシエルですよ。μ'sが結成される前から色々とちょっかいを出していた、あのお節介焼きのシエルです。ほら、私の目をよく見て──」
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