232:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:10:27.41 ID:0/G1P+FM0
男 「はい……」
女 王「……個人的な興味ですが、どうして今仰られたことがリョウシになることへつながったのです?」
男 「今私が述べたことはかつて現国王やその側近に説かれたことです」
233:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:12:38.35 ID:0/G1P+FM0
女 王「なるほど、ですが私たちエルフを物としか考えていないような者たちならば、物との同盟などとのたまい一笑に付すのではないですか?」
男 「それは……っ!いえ、同盟など認めないと言ったところで戦争をする大義名分とするには動機が弱すぎます」
女 王「そもそも私たちが貴方方の国と同盟を結ぶと言うことはエルフがその国にいると声高に主張するようなもの」
234:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:14:26.41 ID:0/G1P+FM0
男 「もしかしてあの衛兵って」
エルフ「はい、牧場の主の下にいたエルフが彼です」
侍 従「もしあの方が我らエルフ族を所有物にしたいのであったなら、今頃この里は人間のものになっているはずではありませんか?」
235:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:15:55.10 ID:0/G1P+FM0
女 王「――――ですが」
弓使い「?」
女 王「ですが、それが人間の全てというわけではないのでしょう」
236:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:16:41.13 ID:0/G1P+FM0
衛 兵「我らとて陛下御一人で会談に参加させることなどできない。貴様らを信じないということではないが損得や利害が絡む場となればそうはいかんのだ」
弓使い「国全体に関わってくることを個人の意思だけでは行えません。国を治める者としては個の意思ではなく全の意思を示さなければならないのですから」
エルフ「それに王が玉座を離れるということは何かを成そうとしている証左です。よくないことを考えてる者たちにとっては看過できないことです」
237:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:17:46.72 ID:0/G1P+FM0
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男 「――――最終的に、おっさんが国境警備の一団に慰問に訪れて、陛下と側近の方たちがその中に変装して紛れると」
238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:22:20.26 ID:0/G1P+FM0
弓使い「ですから、僭越ながらあの場で発言させていただきました。それにしてもまさか私がその馬鹿げた考えを自ら率先して実現させようとしたなんて」
弓使い「あの時の私が聞いたらどんな顔をするでしょうか?」
エルフ「フルトトみたいにぽかーんとした顔するんじゃない?」
239:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:23:30.69 ID:0/G1P+FM0
侍 従「やっぱりそこは自分の目で確かめたかったのよ、きっと」
男 「……じゃあ俺は陛下のお眼鏡にかなったというわけですか?」
侍 従「ええ、合格だと思うわ。それにあの方については前々から陛下にお話ししていたし、きっとこの会談は上手くいくでしょうね」
240:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:24:59.64 ID:0/G1P+FM0
侍 従「それに同盟を受け入れるかどうかはエルフ側だけの問題ではありませんよ?」
弓使い「確かに。貴方の国の中にも同盟には反対する勢力がいるかもしれません」
エルフ「王様が仰っていたかつての権力者のような暮らしを望んでいる人間、同盟よりも支配した方がいいと考える人間」
241:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:51:45.95 ID:0/G1P+FM0
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隊 長「……よぉ!何日ぶりだ?」
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