80: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:05:50.45 ID:H0JqPK/8o
「石造りの巨大な門や尖塔、変幻自在の影絵、映像を流し続ける箱、グロテスクな怪物や獣の姿など、
まあ形はいろいろだね。自覚の有無は関係なく、それは君たちの意識の底で育ってきたものだ。
君たちの常に揺れ動く感情をエサにして、且つ因果をまといながらね」
81: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:07:47.40 ID:H0JqPK/8o
「というのも魂の核としてあったエネルギー自体は根こそぎ僕らが収穫させてもらうからね。
結果、不要で粗悪なエネルギー体として形を持った魔女が残される」
「一旦魔女になると絶対に元に戻ることはできないのね」
82: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:11:13.54 ID:H0JqPK/8o
「ちょ、杏子、手! 痛い痛い!」
83: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:14:21.15 ID:H0JqPK/8o
「何体集まっていようと所詮は残骸なわけだからね。
生きた魔法少女の力というのはなかなか大したものなんだよ」
「QBは私たちに自爆してほしいの?」
84: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:16:58.07 ID:H0JqPK/8o
「遮断された。時々人の言うこと聞かないんだよな」
「マミさん?」
85: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:17:59.18 ID:H0JqPK/8o
部屋の前まで跳んではきたものの、中に入れないよう強力な結界が張り巡らせてあった。
槍をぐるんと逆手に持ちかえ穂先で軽く境界面に触れてみる。小さな魔法陣が浮かびあがり、微かな振動が伝わってきた。
86: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:19:30.83 ID:H0JqPK/8o
「杏子かい?」
「結界の外にいるわ。こちらが意図しなければ話が聞かれることはありません。
話したいことがあるならどうぞ。ただし手短にお願い」
87: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:21:08.04 ID:H0JqPK/8o
「わざわざ自分で砕くことはなかったってわけね」
不思議と平静でいられた。
88: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:26:13.02 ID:H0JqPK/8o
さやかが珍しく早く帰宅した両親と共に居間でテレビを見ていると杏子から呼びかけがあった。
二人に「宿題残してるから」と声をかけて戻った自室では魔法少女姿の杏子が待っていた。浮かない顔をしている。
89: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 01:28:18.22 ID:H0JqPK/8o
「なんだよ?」
「甘やかしてんの。ワザワザ言わせないでほしいな。
身体の力を抜きなさいって、そうそう」
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