429:名無しNIPPER[sage]
2017/01/25(水) 06:18:48.51 ID:oW8VOsWM0
そうそう拾い
待ってるよ
430:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 19:51:55.99 ID:83hCJrvX0
当時はまだ携帯電話もカラーになるとかならないとかそんな時代。
だから、コンパクトサイズのデジカメが全盛の時代だ。
それでも、フィルムを現像しなくてもいいというのは画期的だった。
僕も仕事の関係でデジカメを持っていた。
431:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 19:54:34.16 ID:83hCJrvX0
エサ皿をもらった翌週、金曜の夜だった。
金曜ということもあり、残業が長引く。
翌週月曜日の資料作りが少し残っていた。
1時を回り、デスクを片付ける。
432:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 19:57:38.50 ID:83hCJrvX0
翌朝。ガサガサという音で我に返る。
ハムをもう一度見る。
ハムは生きていた。
433:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:00:48.34 ID:83hCJrvX0
獣医「ふむふむ。典型的なパターンですね。」
僕「どういう意味でしょうか。」
獣医「これは、ハムスターに寄生虫がいて、その寄生虫が原因の出血だと思います。」
なんでも、ハムには寄生虫がいることが多く、それによって内臓がダメージを受け、こうやって出血を伴う脱腸をすることがあるそうだ。
434:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:03:49.01 ID:83hCJrvX0
翌日。月曜日。涼子からメールがあった。
涼子「ハムちゃん、どうなりましたか。」
僕は経過を報告した。
435:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:07:24.27 ID:83hCJrvX0
獣医「もうあれから3週間ですね。腸が壊死していれば、ここまで長生きすることはないと思います。」
検診を終え、獣医さんはそう言った。
僕は、少し肩の荷が下りた気がした。
436:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:09:23.18 ID:83hCJrvX0
沢村「さ、これでお前の言う仕事が終わったぞ。遊びに行くぞ。」
僕「はい・・・でもその・・そういう気にならないです。不安なことがあって。」
沢村「忘れろ忘れろ。飲みに行くぞ。」
この晩、沢村さんの意見に従った。遅くまで飲んだ。
437:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:12:50.18 ID:83hCJrvX0
僕「嘘だろ・・・」
うそだろ。うそだろ。
僕はそっと、ハムを手に乗せた。
438:テスト ◆71vVbFpf.c[saga]
2017/01/25(水) 20:17:32.92 ID:83hCJrvX0
淡々と。
そう、淡々と、事務処理をするかのよう。
淡々と、優しく、僕のハムを労わってくれた。
僕は、最後は一人で土を掘り、ハムを弔った。
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