3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:09:33.37 ID:AWhlWl6p0
上着を脱いで布団代わりにすると、抱き抱えていた凛ちゃんをそっと寝かして立ち上がる。
取り出したナイフを構えると、やつの死を睨む。
ああ、今日は線を見逃すことはない。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:10:24.03 ID:AWhlWl6p0
ロア「そう易々と──」
右手の線を狙う斬撃は、奇しくもやつのナイフに阻まれた。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:11:09.08 ID:AWhlWl6p0
花陽「かはっ……!」
ぎりぎり受け身は取れたものの、正面から波動を受けた影響で中がやられたらしい。
6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:12:33.90 ID:AWhlWl6p0
ロア「いいや、嘘だ!その証拠に私は唯一の親友を失い、スクールアイドルも続けられなくなり、しまいには人をやめなければ引っ込みがつかないところまで来てしまった……!!その苦痛が、怨嗟が、あんたに理解できるのかっ!!」
花陽「ぐっ……!!」
ロア「そうよ、誰かを笑顔にしたいという願いが綺麗だったから憧れたっ!!ステージで輝く姿が眩しかったから心惹かれたっ!!自分もあんな風に誰かの為になれるならと、持てる全てを捧げて走り続けたっ!!」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:13:28.18 ID:AWhlWl6p0
花陽「あなたは間違ってる……スクールアイドルは、そんなものじゃない……」
ロア「認めろよ。所詮アイドルなんて、偽りの笑顔を晒すだけのくだらない仕事だってね」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:14:21.81 ID:AWhlWl6p0
ロア「クックックックッ……アハハハハハッ!!凄い、あの時以来だわ!転生者の血をこの身に受け入れたときの快感とそっくり!あの時は身体どころか魂まで生まれ変わるんじゃないかって思うぐらいだったけど、あれに勝るとも劣らない快感ね!」
なにも感じない。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:15:32.57 ID:AWhlWl6p0
ロア「そうそう、立ち上がってもっと私を楽しませ────」
花陽「凛ちゃんは、まだ生きてるの」
ロア「……?さあて、どうでしょうね。人間としては終わってるだろうけど、吸血鬼としてなら生きていけるんじゃない?まあ、どちらにしたってあんたはここで────」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:16:27.81 ID:AWhlWl6p0
ロア「いいかげんに、しろっ!!」
足元から発せられた波動に勢いを殺され、そのまま地に叩き伏せられた。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:17:14.50 ID:AWhlWl6p0
ロア「さて、記念にそのナイフは貰っておきましょうか。じきに消えるあなたには必要のないものよ」
あいつを倒さな……いと……
12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:18:07.91 ID:AWhlWl6p0
/35
眼が覚めたあと最初に視ることになったのは、真っ白な天井でした。
白一色の壁紙に蔓延る線と点。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:19:17.16 ID:AWhlWl6p0
良かった、凛ちゃんも無事だったんだ。
安心したついでに、少しだけ身体を動かしてみる。
すると、意識を失う前とは違うところに気がつきました。
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