8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:14:21.81 ID:AWhlWl6p0
ロア「クックックックッ……アハハハハハッ!!凄い、あの時以来だわ!転生者の血をこの身に受け入れたときの快感とそっくり!あの時は身体どころか魂まで生まれ変わるんじゃないかって思うぐらいだったけど、あれに勝るとも劣らない快感ね!」
なにも感じない。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:15:32.57 ID:AWhlWl6p0
ロア「そうそう、立ち上がってもっと私を楽しませ────」
花陽「凛ちゃんは、まだ生きてるの」
ロア「……?さあて、どうでしょうね。人間としては終わってるだろうけど、吸血鬼としてなら生きていけるんじゃない?まあ、どちらにしたってあんたはここで────」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:16:27.81 ID:AWhlWl6p0
ロア「いいかげんに、しろっ!!」
足元から発せられた波動に勢いを殺され、そのまま地に叩き伏せられた。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:17:14.50 ID:AWhlWl6p0
ロア「さて、記念にそのナイフは貰っておきましょうか。じきに消えるあなたには必要のないものよ」
あいつを倒さな……いと……
12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:18:07.91 ID:AWhlWl6p0
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眼が覚めたあと最初に視ることになったのは、真っ白な天井でした。
白一色の壁紙に蔓延る線と点。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:19:17.16 ID:AWhlWl6p0
良かった、凛ちゃんも無事だったんだ。
安心したついでに、少しだけ身体を動かしてみる。
すると、意識を失う前とは違うところに気がつきました。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:20:07.27 ID:AWhlWl6p0
花陽「どうして……私を助けてくれたんですか……?」
綺礼「私は代行者としての責務を果たしただけだ。そこに特別な意味などない」
花陽「そう、ですか……でも、力を貸してくださったことには……変わりありません。ありがとうございます」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:20:54.16 ID:AWhlWl6p0
シエル「西木野さん、ちょっと……」
そのまま二人は病室から出て行き、残されたのは私と言峰さんだけ。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:22:26.26 ID:AWhlWl6p0
花陽「……全ての人を助けることができないから、ですか」
綺礼「そうだ。男は正義の味方として、誰も血を流すことのない世界……つまり恒久的な世界平和を望んだ。
しかし、それは人の領分を越えた、決して叶わぬ願い──己が理想の内にある矛盾に苦悩しながらも、男は走ることを止めなかった」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:23:58.85 ID:AWhlWl6p0
花陽「そんなことって…………」
綺礼「男は何かを成し遂げることもなく、何かを勝ち取ることもなく、その短い生涯を終えた……これが正義の味方になろうとした男の末路だ」
花陽「……なにか救いはなかったんですか」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/29(木) 16:24:55.15 ID:AWhlWl6p0
私の発言を心の中で反芻しているのか、言峰さんは目を閉じて黙り込みました。
十秒ほど経過したあと、言峰さんはゆっくりと目を見開く。
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