【たまに安価】「二人旅を楽しむよ」 「……ん」
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1:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:29:58.84 ID:Ow7DHYtIo

「野うさぎ?」

「……ん?」


続々と動物達が慌てて飛び出してくる
それはまるで何かから必死に逃げるようにだ


「どうした?」

『奥から魔物が来てるの!』

「魔物? そんなのどこにでもいるじゃないか」

『ここのボスだよ! ニンゲンがボスを怒らせたんだ』

「縄張りに踏み込んだのか、間抜けなやつだ」

『うわぁきた! もう逃げるからね!』

「引き止めて悪かったな」


事情を教えてくれたウサギはぴょんぴょんと森の中へと消えていく
ふむ、どうやら人間が魔物を刺激してしまったらしい

そしてどうやらその人間がお出ましのようだった


「ち、畜生!! なんでこんなことになったんだ!!」

「くそ! まだ追ってきやがるのか!!」


馬車ががたがたと森の中を突っ走ってきた
御者が激しく馬を鞭打つ

だが俺には動物の声が聞こえる能力があるのだ
馬車を引く馬の声が聞こえる


『はぁっ、はぁっ、もう走れないっての……』

「早く、早く走れ! 追いつかれるぞ!!」

『あっ……!』


馬の体力が尽きたのだろう、足がもつれ、そして転ぶ
動力を失い、バランスを崩した馬車もそれに釣られるように横転した



2:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:30:22.41 ID:Ow7DHYtIo

「いててて……」


御者は投げ出されたがすぐに体を起こし荷台へと歩く
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:30:51.95 ID:Ow7DHYtIo

「これがお前の子か」


俺は商人のアイテム袋の中を漁る
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:31:40.52 ID:Ow7DHYtIo

魔物の毛皮と大きな爪を剥ぎ取ってから奴隷たちの元に戻る
その中にひとり、まだ息が残っている者がいた

尻尾に吹き飛ばされたあの女の子だ
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:32:08.88 ID:Ow7DHYtIo

「無理にこの首輪を取ろうとすると死ぬ」

「そりゃ難儀なことだな」

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:32:59.93 ID:Ow7DHYtIo

「何者?」

「俺のことは聞かないでくれ。 当てもなくブラブラ旅してる魔法剣士だ」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:33:27.01 ID:Ow7DHYtIo

「待って」

「なに、防具もほしいの?」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:34:40.75 ID:Ow7DHYtIo

「それにしても何者?」

「だから聞くなっての」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:35:22.91 ID:Ow7DHYtIo

「魔物?」

「ゴブリンだな、めちゃんこ弱い魔物だ試しに戦ってみろ」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:36:29.81 ID:Ow7DHYtIo

「サーシャ、もう寝るぞ」

「……ん」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:36:57.11 ID:Ow7DHYtIo

「…………」

「なぁまだ怒ってんのかよ」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:39:00.30 ID:Ow7DHYtIo

ぷりぷり怒るサーシャを何とか、なだめながらやっと街についた

街に入るための門は大きく、裕に10メートルは超えようかというものだ
圧巻されつつ、街に入るために必要な入場審査の列に並ぶ
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:39:30.47 ID:Ow7DHYtIo

騒動を聞きつけた兵士が駆けつけてきて事情を聴取される
周りの人たちが事の顛末を証言をしてくれたことで特に事は荒立たず、すぐに解放された

荒くれ事が多い世界だからこその対応の軽さなのかもしれない
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:39:58.31 ID:Ow7DHYtIo

中は思っていたよりも綺麗だ
ちょっとしたホテル並みには綺麗にされている。 まぁあまりにも汚いとギルドの評判にも関わるんだろう

ただ入ってきたのが16歳くらいの男と、14歳の少女だ
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:40:25.44 ID:Ow7DHYtIo

「お待たせしました」


案内されたのはギルドの裏にあるグラウンドだった
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:57:42.52 ID:Ow7DHYtIo

俺は訓練場の観客席から見守る
ロビーで事を見ていた奴もチラホラと観戦に来ているようだった


以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 20:59:58.34 ID:Ow7DHYtIo

「下級土魔法、拘束の大地」

「なにぃっ!? 無詠唱だと!?」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 21:02:43.94 ID:Ow7DHYtIo

サーシャと俺はロイドに連れられてギルドの最上階にあるギルドマスターの部屋に連れてこられていた

ロイドが荒々しくノックをすると中から声がかかった

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 21:13:20.41 ID:Ow7DHYtIo

他にも色々なギルドの仕様などをギルマスから説明を受ける


「あと冒険者同士のいざこざは基本的にギルドでは責任を負いません」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 21:13:51.54 ID:Ow7DHYtIo

言われた通りサーシャは受付でギルドカードを発行する
さっきの受付のお姉さんだが、サーシャがロイドを倒したと聞いて若干引いている


以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2017/05/02(火) 21:14:29.42 ID:Ow7DHYtIo

「おいガキ、その金置いてけや」

「…………」

以下略 AAS



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