14: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:07:58.30 ID:1nHzinqN0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
20〇×年11月26日
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして次の日の22時。
15: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:09:13.52 ID:1nHzinqN0
“あんな場面に遭遇した私はこれからどう生きてゆけばいいのですか?
貴方たちの喘ぎ声が耳にこびりついて離れないのですよ?
貴方たちの交わる姿のイメージが頭の中でで膨れ上がってパンクしそうなのですよ?
でもこれは私が無知だからです。無知ゆえに際限なく想像を膨らませてしまうのです。
16: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:11:13.94 ID:1nHzinqN0
ですが、三日前の私は猿沢文香でしたから…。
疑問点を明らかにする時間すら煩わしく、ただ“早く始めてください”と切って捨ててしまったのです。
いち早く覚悟を決めた風の美波さんが立ち上がり、Pさんを抱き締めました。
状況の理解が追い付いていないPさんは素っ頓狂な声を上げましたが、それも美波さんが唇で塞いでしまいました。
17: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:13:15.13 ID:1nHzinqN0
凹と凹の嵌め合わせ方を何度も変えた二人が、唇を離し見つめ合った後、私の方を見てきました。
二人の唖然とした顔。
彼らの視線は私の顔と下半身を行ったり来たり。
私は気付かぬうちに、スカートの上から両手で揉み込むように股間を弄っていました。
18: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:16:01.69 ID:1nHzinqN0
美波さんの奥まで入ったPさんは私へ振り向き、何事かと恐る恐る尋ねてきました。
そのPさんに対して私は『ごめんなさい。もういいです。十分です。もうたくさんです。私が悪かったです。これ以上はしなくてよいです。赦してください』と、そう言うつもりでした。
本当にそう言うつもりだったのです。だのに。
“何を止まっているのですか!? 早く動いてください!”
19: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:17:29.64 ID:1nHzinqN0
しばらくすると暴力的なまでの絶頂の波も引いて、視界が開けてきました。
二人は私を見ていました。
美波さんは相変わらず憐れみの表情で。
Pさんは目を細め、まるで汚物を見ているかのよう。
20: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:19:59.50 ID:1nHzinqN0
ただでさえ垂れ目がちな目をもっと垂らして、一体何をその瞳に映していたのでしょうか…?
唇を尖らせて濁った喘ぎ声を出している様は、最早下品と言う他ありませんでした。
彼女のそのオゲレツな表情を見るまでは、一言二言くらいの野次は飛ばしてみようと思っていたのに…そんな底意地の悪い考えは霧散してしまいました。
21: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:21:39.23 ID:1nHzinqN0
私はようやく自分の間違いに気づきました。
こんなことをいくらしていてもダメだったのです。
どれだけ二人の感情を追体験しても、どれだけ深く絶頂しても…、私が真に求めていたモノは、決して得られないのだということに気付いたのです。
22: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:22:43.67 ID:1nHzinqN0
一体何故こんなことになってしまったのでしょうか?
私だってこの日はある程度の覚悟はしていましたよ?
でもそれは私の歪んだ好奇心が二人に知られてしまう、ということについてで…。
これからは二人との間に気まずい雰囲気が流れるかもしれないなぁ、と。
23: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:23:46.02 ID:1nHzinqN0
脳天からつま先まで、稲妻に打たれたような衝撃が走りました。
そのときやっと、私はあの夜の真相にたどり着くことができたのです。(本当に愚鈍過ぎてぐぅの音も出ません)
あの夜の展開はたまたまなどではない。
24: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:25:23.22 ID:1nHzinqN0
二人の果てる姿を、恐らくは虚ろな目で眺めていたことでしょう。
その後でPさんに口汚く罵しられましたが、やはり何の反応も返すことができませんでした。
それを見かねたのか、美波さんがPさんを止めてくれました。
そして美波さんが私の耳元で、よくわからないことを囁きました。
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