9: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/07(土) 23:57:37.85 ID:mxDxIcFa0
怖気を禁じ得ないほどに、フロアは薄暗くなっていました。
フロアに入ってすぐのエレベーターホールは天井の小さなライトで照らされていました。
ですが事務所へと続く廊下は完全に消灯されているということが、その場で分かりました。
エレベーターホールのライトはいわゆる常夜灯なので、つまり普通に考えれば、このフロアにはもう誰もいないはず。
ひょっとすると非常階段を上っている間に入れ違ったのかもしれない、という考えも浮かびました。
10: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/07(土) 23:59:22.02 ID:mxDxIcFa0
“だめ…だめです………Pさん”
声音の鮮明さが増したのと知った名前の登場で、私の興奮は早くも最高潮に達しようとしていました。
声の主は当然の如く美波さんで、しかも何やら『ダメナコト』を始めようとしているご様子。
11: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:00:46.26 ID:1nHzinqN0
早く入れたい。早くPさんのペニスで私の中をかき混ぜたい。
その瞬間を今か今かと待ちながら、中指と薬指の先端を膣口にあてがっていました。
“きて…Pさん…”
12: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:03:01.72 ID:1nHzinqN0
視界に散っていた火花が治まり始めた頃、私は自分の今の状態を思い出しました。
私は女の子座りで、涙と涎と鼻水を垂らしながら股間を弄っていたのです。
二人がすぐに出てくるということはないでしょうが、ゆっくりしていて良い筈がありません。
しかし、半脱ぎのストッキングとショーツを直そうと思った矢先、美波さんの驚きの声がそれまでよりもよく聞こえました。
13: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:06:21.22 ID:1nHzinqN0
額の鈍痛に気付くと同時に血の気が引きました。
確実に気付かれました。
その証拠にドアの向こうでは、短い悲鳴と慌ただしく着衣を正すような音がしました。
私もぼんやりとしていられません。
14: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:07:58.30 ID:1nHzinqN0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
20〇×年11月26日
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そして次の日の22時。
15: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:09:13.52 ID:1nHzinqN0
“あんな場面に遭遇した私はこれからどう生きてゆけばいいのですか?
貴方たちの喘ぎ声が耳にこびりついて離れないのですよ?
貴方たちの交わる姿のイメージが頭の中でで膨れ上がってパンクしそうなのですよ?
でもこれは私が無知だからです。無知ゆえに際限なく想像を膨らませてしまうのです。
16: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:11:13.94 ID:1nHzinqN0
ですが、三日前の私は猿沢文香でしたから…。
疑問点を明らかにする時間すら煩わしく、ただ“早く始めてください”と切って捨ててしまったのです。
いち早く覚悟を決めた風の美波さんが立ち上がり、Pさんを抱き締めました。
状況の理解が追い付いていないPさんは素っ頓狂な声を上げましたが、それも美波さんが唇で塞いでしまいました。
17: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:13:15.13 ID:1nHzinqN0
凹と凹の嵌め合わせ方を何度も変えた二人が、唇を離し見つめ合った後、私の方を見てきました。
二人の唖然とした顔。
彼らの視線は私の顔と下半身を行ったり来たり。
私は気付かぬうちに、スカートの上から両手で揉み込むように股間を弄っていました。
18: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:16:01.69 ID:1nHzinqN0
美波さんの奥まで入ったPさんは私へ振り向き、何事かと恐る恐る尋ねてきました。
そのPさんに対して私は『ごめんなさい。もういいです。十分です。もうたくさんです。私が悪かったです。これ以上はしなくてよいです。赦してください』と、そう言うつもりでした。
本当にそう言うつもりだったのです。だのに。
“何を止まっているのですか!? 早く動いてください!”
36Res/60.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20