【グラスリップ】透子「かけるくん?」
1- 20
64:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 12:11:21.45 ID:W+HAaMa50
「おまえ……っ!」

 ほとんど挑発のような俺の言葉に、井美雪哉の顔がみるみると気色ばむ。

 睨み合いは数秒続いた。先に目を逸らしたのは俺だった。
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 12:43:08.86 ID:W+HAaMa50
 *

 しばらくその場に立ち尽くしていたが、乱れた心中はなかなか治らなかった。

 じっとしていても仕方がない――俺は足元に気をつけながら、急な階段を下りていく。すると、
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 12:47:02.52 ID:W+HAaMa50
 思いつめたように、井美雪哉のことを案じる透子。

 俺の胸にまた暗い靄が立ちこめる。

 部外者の俺は、透子たちの過ごしてきた日々を何も知らない。
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 12:48:29.69 ID:W+HAaMa50
 *

「うちに寄っていかないか?」

 自転車を押しながら後ろをついてくる透子に、俺は言った。
以下略 AAS



68:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 12:56:40.24 ID:W+HAaMa50
 *

 家の扉を開けると、玄関に女性物のパンプスが置かれていた

 それに、リビングからうっすらと聞こえてくる、華やいだ声。
以下略 AAS



69:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 13:00:37.07 ID:W+HAaMa50
 *

 例の高台までやってきて、乱れた息を整えると、俺は草の上に寝転がった。

 透子は俺の隣に腰を落ち着けて、同じように呼吸を整えている。
以下略 AAS



70:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 13:06:03.49 ID:W+HAaMa50
 そう疑問を抱いた直後、無粋な電子音が穏やかな空気に割って入った。

「あっ――もしもし、ゆきくん?」

 電話の相手は、井美雪哉らしかった。
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 13:11:42.55 ID:W+HAaMa50
 *

 俺と透子が学校に着いたとき、井美雪哉は既に校庭にいた。

 俺は、決闘に向かう闘技者というよりは、法廷に立たされる被告人のような気持ちで、彼の前に立つ。
以下略 AAS



72:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 13:15:18.92 ID:W+HAaMa50
 ここまで言われて、彼が黙っていられるわけがない。現に彼は拳を握ってわなわなと震えている。

 そう、それでいい――俺の口元が意地悪く歪む――そうして激情に任せ、拳を振り上げ、俺に襲いかかってこい――!

「……っ!?」
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[sage saga]
2019/04/09(火) 13:20:48.78 ID:W+HAaMa50
 *

 俺はグラウンド横の階段に腰掛けて、哲学者の名前を与えられた鶏たちが思い思いに歩き回るのを茫然と眺めていた。

「……やなちゃんの言ったこと、本当?」
以下略 AAS



171Res/212.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice