398: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:30:08.25 ID:0HQ/L1/L0
バスで自陣の近くに着いた者たちは、皆足首までしっかり埋まる雪の中に踏み出した。小さな町の中心部にある2階建ての白い壁の建物が大洗女子学園の陣地である
周りは今年降り続いた雪がしっかり層を重ね、近くの木の幹には1メートル位の高さまで雪が付いている。今は雪がしんしんと降っているが、時折凄まじい吹雪が建物を襲う
399: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:30:47.63 ID:0HQ/L1/L0
7時、遠軽町生田原八重、東側の摺鉢山から西側に広がる麓に笛の音がこだました
「ただ今より準決勝第1試合、大洗女子学園対プラウダ高校の試合を開始します!」
400: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:32:31.00 ID:0HQ/L1/L0
「なんだあんたら、そんな寒いのか?」
「それにハイ以外の返事ができると思う?」
401: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:34:44.23 ID:0HQ/L1/L0
「西住」
「河嶋隊長。この先の動きですか?」
402: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:37:21.61 ID:0HQ/L1/L0
〜ゆきーのしんぐんこーおりをふんでー どーれがかわやらみちさえしれずー〜
外の吹雪はさらに激しさを増している。歌の途中で息を吸おうとした時に喉が固まるような感覚を覚える。優花里はそこで歌うのを止め、胸元から小型の簡易温度計を取り出す。気温はマイナス37度、なんと先ほどよりさらに気温が低下したのだ。下手に立ち止まったりしたら、その場で血液が凍ってしまいそうだ
403: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:39:30.19 ID:0HQ/L1/L0
願っていた音が聞こえる
「動いた!西住さん、IV号の砲塔周りは溶けたようです」
404: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:42:18.09 ID:0HQ/L1/L0
「スナイパー!」
その声でスイッチが入ったかのごとく皆は伏せる。地面にばら撒かれた干し芋に会長さんが目もくれないほど
405: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:42:50.32 ID:0HQ/L1/L0
第74回戦車道大会公式記録
大洗女子学園犠牲者
406: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:45:07.20 ID:0HQ/L1/L0
「猫田さん、こちらへ」
「はい」
407: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:46:51.91 ID:0HQ/L1/L0
その言葉に返事せず、ねこにゃーは身を低くして出発する。木製の階段を駆け上り、階段の手すりの終わりから素早く1番近い窓の窓枠に張り付く。ゲームをやる時の何時ものルートだ、ミスりはしない
そして先ほど西住さんに指摘された建物の窓には、言われた通りそれらしきものがあった。こちらはスコープに目を寄せて、窓際に膝を立てる。捉えた
その敵を確認する。敵の銃は1階の方を向き、まだ新たな尸を産もうとしている。こちらに注意は向いていない。このまま銃の引き金を引けば、敵は死ぬだろう
708Res/678.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20