413: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:52:34.00 ID:d3dmTuuHO
合図を向こうが確認していたかは分からない。ただ建物を揺らさんばかりの砲撃は、確実にその砲身によって行われた。そして放物線を描いた砲弾は、私が鏡ごしに指差していた建物を見事に捉えた
流石は華さん。腕前は超一流だ。この寒さで砲身が歪んでいたら、それを考慮する必要もあったというのに
414: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:54:33.90 ID:d3dmTuuHO
キューポラから華さんが頭を出す
「みほさん、もう1発撃ちますか?」
415: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:55:29.65 ID:d3dmTuuHO
「西住ちゃん」
皆の警戒がかなり緩んで来た頃、入り口の方を向いていた会長さんが声をかけてきた。暖炉の前で立ち上がり、服の埃を払う
416: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:57:17.53 ID:d3dmTuuHO
「……変じゃないか?」
エルヴィンさんが話の中で首を傾げた
417: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:59:05.12 ID:d3dmTuuHO
その後、ただ時は進み続けた。話すこともなく皆車輌と暖炉の前を往復する。IV号以外の車輌の砲塔、エンジンも動き始める。優花里さん達が帰ってから暫くした後、入り口の方から何かが倒れる音がした。入り口には倒されているものはあるが、倒れるものは本来ない
見ると、そこに居たのは白いコートを頭まで着てうつ伏せに倒れているものだった。ヘルメットがコートより上にある
418: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 21:00:40.75 ID:d3dmTuuHO
「園さんは……死んだ」
「そう……ですか」
419: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 21:02:36.48 ID:d3dmTuuHO
「に、西住さん!親分は大丈夫なんですか!」
「……麻子さん、会長さん、ちょっとよろしいですか?」
420: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 21:03:46.53 ID:d3dmTuuHO
優花里さんやラムさん、カトラスさんらにより作業が進められる中、会長さんと麻子さんが私を指で外に出るように示した。ついでに河嶋隊長も呼んでいる。私の予想はほぼ当たっていたらしい
外で麻子さんは深く一つ呼吸してから口を開いた
421: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 21:05:07.32 ID:d3dmTuuHO
「……そうなると案は3つ
一つは彼女だけプラウダに降伏させる
もう一つはそれでも何とかアルコールで殺菌したりして時間を稼ぐ
422: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 21:05:39.36 ID:d3dmTuuHO
「……2番目……」
「……厳しそうだな」
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