18: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:10:35.68 ID:EqlApZsio
「よいよい、かしこまるな。
わしらは暇をもらう立場じゃからな。 努めご苦労じゃ」
「は、はっ! ありがとうございます!」
19: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:11:17.95 ID:EqlApZsio
ソフィアの言葉に周囲が”はっ”と静まり返った。
民を想うのが仮にも人の上に立つ人間に必要な素質であるならば、この幼い姫君には十分に備わっているのだと今の言葉から十分に理解できる。
それを直球でぶつけられたマーディンは熱い感情が込み上げてきたのか、感涙に頬を濡らすのだった。
20: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:12:12.04 ID:EqlApZsio
「マーディン、お前よぉ、泣くやつがあるかよ」
「だって俺感動したんスもん! なんて良いお方なんだ…王女様…」
「まぁな…、俺は売り飛ばされてこの国に来た人間だから、なおさら思う。
21: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:14:29.54 ID:EqlApZsio
この世界の魔法は”マナ”と呼ばれる実体のないエネルギーを根源として存在している。
マナは大気、水、動植物、鉱物、あらゆる物質に干渉し、古くからその利用方法が研究されてきた。
魔法を使役する者は己の体内にあるマナを消費し、神秘の力を発揮することができるのである。
22: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:16:40.46 ID:EqlApZsio
閑静な邸宅が立ち並ぶ通りにアルド達の自宅があった。
それほど広い庭ではなかったが、手入れが行き届いており、植えられている多種多様なハーブはルイーサの趣味なのだろうか、香草や薬の原料になるものまで様々だ。
「おーい、誰かいるかの?」
23: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:18:06.69 ID:EqlApZsio
ソフィアは緊張の面持ちで、一歩前に出る。
別にはじめてのことじゃない。
王室に訪れる貴族にだって何度も挨拶しているのだ、と、呼吸を整えた。
24: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:18:41.55 ID:EqlApZsio
「パパ!! ママ!! おじいちゃん!! おかえり!!」
「おっと、いい子にしてたかい? カーリア」
「ちょっと身長が伸びたかしらね。 うふふ」
25: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:19:19.59 ID:EqlApZsio
「カーリア様、お初にお目に掛かります。 私、シルフと申します。
どうぞお見知りおきを」
「わっ」
26: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:20:18.80 ID:EqlApZsio
「名前は!?」
「ソッ、ソフィア…」
「シルフ様は姫様って言ってるよ! どっちで呼べばいい!?」
27: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:21:03.70 ID:EqlApZsio
「シルフよ、先ほど孫に触れたな?」
「ああ、これは失礼を…」
「違うわい。
28: ◆swglAuXS56[sage saga]
2020/02/24(月) 23:21:56.29 ID:EqlApZsio
「さて、皆の衆!!
しみったれた話は酒でも飲みながらすればよい!
ひとまず中に入ってくつろぐとしよう」
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