過去ログ - 奉太郎「古典部の日常」
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1: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:30:30.98 ID:mVZBQuHy0
vipから

ついでなので第一話からまた投下します。

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2: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:33:56.93 ID:mVZBQuHy0
季節は春、具体的に言うと四月。

古今東西どこへ行っても、入学式や卒業式、俗に言う出会いと別れの季節である。

しかし、進級しただけの俺、折木奉太郎には特に関係が無い事であった。
以下略



3: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:34:39.55 ID:mVZBQuHy0
里志が来たという事は、恐らくあいつも来るであろう。

摩耶花「ふくちゃん、ちーちゃん、お疲れ様ー」

摩耶花「あ、なんだ、折木も居たんだ」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/09/06(木) 21:35:26.20 ID:mVZBQuHy0
える「なんでしょう、なんでしょう、気になります!」

奉太郎(気になりません)

千反田の気になりますにも、大分早く突っ込みをできるようになってきた気がする。
以下略



5: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:35:56.71 ID:mVZBQuHy0
奉太郎(こいつ、俺の予定は常に空いてるのを知ってて言ってるんじゃ……)

すると横から伊原が口を挟む、いつもの光景だ。

摩耶花「ちーちゃん、折木に予定が入ってる日なんてある訳無いでしょ」
以下略



6: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:36:27.40 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「姉貴が帰って来ているのか!?」

奉太郎(まずいことになった、さては里志の奴……)

なるほど、里志は最初からこれを知ってた訳だ、それを踏まえて俺に言ってきた、という事か。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/09/06(木) 21:37:00.25 ID:mVZBQuHy0
里志はとても満足そうな顔をして言った。

える「それは良かったです! 楽しみですね、折木さん!」

摩耶花「……強がり」
以下略



8: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:37:35.93 ID:mVZBQuHy0
里志「分かってないなぁ、ホータローは。 ……えっと、朝の10時からやってるみたいだね」

持ってない奴からしたら同じだろう、しかし、持って無い奴の方が珍しいかも知れない。

える「営業時間は何時までやっているんでしょうか?」
以下略



9: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:38:17.48 ID:mVZBQuHy0
ただでさえ三日しかない休みの内、二日も動いて過ごせと?

冗談じゃない。

とは言えず、もっともらしい意見を述べてみる。
以下略



10: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:38:53.83 ID:mVZBQuHy0
里志「これで、大体の予定は決まったね。 時間もできたし、大分ゆっくりできそうだ」

える「そうですね! 今日の夜、寝れるか心配です」

奉太郎(まだ木曜日だぞ!? 行く頃には千反田、倒れているのではないだろうか)
以下略



11: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:39:33.13 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「じゃあ、俺たちも帰るか」

える「はい!」

える「……あ」
以下略



12: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:39:58.82 ID:mVZBQuHy0
〜昇降口〜

奉太郎(遅いな、あいつ)

える「折木さーん!」
以下略



13: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:40:24.59 ID:mVZBQuHy0
える「それなら、良かったです!」

奉太郎「良くはないが……」

ああ、全くもって良くはない。
以下略



14: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:41:42.08 ID:mVZBQuHy0
奉太郎(姉貴は部屋にでもいるのか、くそ)

奉太郎(にしても、誰だ、こんな時間に)

傍から見たら、面倒くさそうに受話器を取る。
以下略



15: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:42:10.07 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「そうか、じゃあ待ってる」

える「はい!」

そう言うと千反田は電話を切った。
以下略



16: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:44:22.00 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「はあ、まあいい」

奉太郎「用件ってのは、なんだったんだ」

える「そうでした、えっと」
以下略



17: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:44:54.72 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「……そうか、ありがとうな」

える「いえ、本当は金曜日に渡せればよかったんですが」

える「ご利益があるお守りも、手に入れるのは難しいんですよ」
以下略



18: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:30.82 ID:mVZBQuHy0
える「二人乗りですね! 少し、やってみたかったんです」

奉太郎(なんにでも好奇心があるのか、こいつは)

千反田を後ろに乗せ、家に向かう。
以下略



19: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:45:58.53 ID:mVZBQuHy0
第一話終わりです。

続いて第二話、投下します。


20: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:46:42.64 ID:mVZBQuHy0
第二話

どうにも寝心地が悪く、目が覚めた。

時計に目をやると、時刻は5時。
以下略



21: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:47:08.92 ID:mVZBQuHy0
奉太郎「千反田か」

千反田はどうやら、少し驚いた様子。

無論、俺も多少驚いた。
以下略



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