川島瑞樹「ミュージック・アワー」
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1: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:44:42.54 ID:Ai+XpKnp0
・地の分
・アイドルの家族がちょっとでる

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2: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:45:48.74 ID:Ai+XpKnp0
冬風がコートをたなびかせる。
28回目の冬、と川島瑞樹は思った。

アナウンサーになってからは、6回目の冬だ。

以下略 AAS



3: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:46:42.29 ID:Ai+XpKnp0
今の仕事ではもう上がない。
忙しいだけ忙しく、成果がない。

夏に季節外れのコートを買って、それを着るのを楽しみに冬まで生きて、冬には水着を買っている。

以下略 AAS



4: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:47:14.96 ID:Ai+XpKnp0
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「ただいま」

家に戻る。当然、返事はない。
以下略 AAS



5: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:48:13.17 ID:Ai+XpKnp0
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瑞樹が司会をつとめるバラエティ番組に、片桐早苗がやってきた。

毎日が充実していて、たのしくてしょうがない、という顔をしている。
以下略 AAS



6: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:49:00.12 ID:Ai+XpKnp0
彼女が黙っていると、周囲が場を繋いだ。

「瑞樹さんならイケますよ」

「スモックとか似合いそう」
以下略 AAS



7: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:49:44.54 ID:Ai+XpKnp0
彼女が黙っていると、周囲が場を繋いだ。

「瑞樹さんならイケますよ」

「スモックとか似合いそう」
以下略 AAS



8: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:50:27.69 ID:Ai+XpKnp0
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川島瑞樹は、初めて346プロダクションに足を踏み入れた。

ヨーロッパの豪奢な古城を模した外観。内部は現代風にアレンジされている。
以下略 AAS



9: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:52:15.09 ID:Ai+XpKnp0
そっともう1人の男に視線を動かすと、相手はゆったりと微笑んだ。
歳は25歳前後。瑞樹よりも少し若いくらいだろうか。

顔立ちに特に目立ったところはないが、清潔感があり、瑞樹は好感を持った。

以下略 AAS



10: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:53:12.59 ID:Ai+XpKnp0
スライドショーが動き始める。

期間は来年の夏までの、9ヶ月。
はじめの4ヶ月で基礎的な技術を修得し、5ヶ月から大規模な活動を展開。
そして最後の9ヶ月目に、生放送でコンサートを行って活動終了。
以下略 AAS



11: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:54:21.39 ID:Ai+XpKnp0
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「で、これが記念すべき第一歩……そういうわけね」

「人類にとっては偉大な一歩になりますよ」

以下略 AAS



12: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:55:19.29 ID:Ai+XpKnp0
瑞樹は更衣室で、これから着ることになる水着をつまみ上げた。

神様。いるなら聞いてほしい。
あなた頭がおかしいわ。

以下略 AAS



13: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:56:10.35 ID:Ai+XpKnp0
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しばらくして、撮影スタジオに瑞樹がやってきた。
プロデューサーも撮影陣も、この場にいる全員の男、女も息を呑んだ。

水着で覆われているが、瑞樹のプロポーションは隠されてない。
以下略 AAS



14: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:57:08.89 ID:Ai+XpKnp0
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写真集が刷り上がるまで、1ヶ月ほどかかる。
その前に、基礎レッスンが始まった。

以下略 AAS



15: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:57:59.38 ID:Ai+XpKnp0
休憩中、片桐早苗がレッスンルームにやってきた。

「ちわ〜、早苗屋でーす」

「あらサブちゃん。今日は土曜日よ」
以下略 AAS



16: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:58:47.64 ID:Ai+XpKnp0
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レッスンに身体が慣れてきた頃、写真集が完成し、発売された。

ゲラ刷りの段階で瑞樹は目を通していたが、いざ実物が完成すると、なんとも言えない気持ちになった。
以下略 AAS



17: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:59:23.48 ID:Ai+XpKnp0
夜の銀座駅には浮かれる若者はおらず、静かに賑わっていた。

早苗は、肩パッドで上半身がやたら大きく見える、赤いトレンチコートを羽織っていた。
中は白いセーターで、下は膝までの長さのスカート。

以下略 AAS



18: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 00:59:56.42 ID:Ai+XpKnp0
「まあ、ほっとけば」

早苗はそう言った。
瑞樹は、非通知にした10ケタの番号を思い浮かべながらも、抵抗した。

以下略 AAS



19: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 01:00:32.34 ID:Ai+XpKnp0
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 レッスンのジャージ姿が板についてきた頃、瑞樹はトレーナーに尋ねた。

「そういえば、カメラを見ないわね」
以下略 AAS



20: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 01:01:34.73 ID:Ai+XpKnp0
「それで、トレーナーさんから見て私はどれくらいになったの?」

ダンスの基本的な動きは全部覚えた。
ボーカルも、アナウンサー時代の貯金があり、思ったほどの苦労はしなかった。

以下略 AAS



21: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/08/01(水) 01:02:10.65 ID:Ai+XpKnp0
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ミニライブ当日。

デビュー曲の歌詞も、振り付けも完璧に頭に入っている。
以下略 AAS



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