20: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:27:15.21 ID:e1A6D2xD0
翌日、わたしは再び夢見装置を試してみることにした。
「昨日はあんな夢だったけど、今度はちゃんとわたしの見たい夢が見れるかもしれないもんね」
21: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:28:38.88 ID:e1A6D2xD0
「美琴」
優しい声でアイツがわたしの名前を呼ぶ。
22: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:29:55.81 ID:e1A6D2xD0
アイツはわたしの胸に手を伸ばしてきた。
頭の隅っこのほうに、我に返った自分がいる。
23: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:31:21.54 ID:e1A6D2xD0
わたしは、どきどきしながらその時を待っていた。
「美琴、愛してる」
24: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:32:53.79 ID:e1A6D2xD0
自分なりに考察してみた。
所詮は夢だ。自分の知らない感覚は経験できない。
一回目の途中で目が覚めたのは、挿入感や”いく”という感覚をわたしが知らなかったからかもしれない。
25: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:36:17.92 ID:e1A6D2xD0
今日は、朝からついてない。
学校へ出かける前、夢見装置を黒子に見つけられてしまった。
26: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:37:12.43 ID:e1A6D2xD0
「そんなぁ、もうちょっとそれを研究したいんだけどなぁ」
あくまで研究材料ということでお願いしてみる。
27: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:39:58.16 ID:e1A6D2xD0
夕方、わたしは、あの自動販売機のある公園に向かった。
当分夢の中で会えなくなるであろうアイツに会えるかなあという期待が無かったと言うと、きっとウソになる。
28: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:41:43.06 ID:e1A6D2xD0
公園から離れた後、街で買い物をした。
洋服とかお菓子じゃない。機械のパーツ集めだ。
学園都市の中にも、電気店街のような一角があり、何店か回って夢見装置を作るのに必要なパーツをそろえた。
29: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:42:34.48 ID:e1A6D2xD0
「ここは。。。。」
いつもの公園、いつもの夢の中だ。
30: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:43:47.59 ID:e1A6D2xD0
さすがにあれだけ露骨にストーカーまがいのことをされたんだから、気持ちに気付くぐらいのことはする。
でも、それに応えるかどうかは全く別問題だ。
というか、応えるつもりなど全くないし、今後もありえない。
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