13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:10:07.86 ID:Y5VyRhna0
この三角関係が端を発するデリケートな問題は、恋をしたことのないほむらにとって未知の領域であり
何より、第三者でしかないものが口を挟んでいいものかどうかが分からなかった。
ただ、ずっとさやかが知らないまま、というのも問題があるように思った。
14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:14:43.35 ID:Y5VyRhna0
さやか「あたしに出来ること、何かないのかな……?」
ほむら「話さないってことは、たぶん一人になりたいんじゃないでしょうか」
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:20:39.19 ID:Y5VyRhna0
◇
さやかと別かれた後、ほむらは駅前の大通りを自宅に向かって歩いていた。
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:21:51.32 ID:Y5VyRhna0
ほむら(一体どこまでいくんだろう……?)
段々下がっていく気温が吐く息を白く染める。
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:23:18.51 ID:Y5VyRhna0
ほむら(そんなぁ……)
ついに涙が溢れてきた。
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:25:33.77 ID:Y5VyRhna0
高級感漂うアンティークな雰囲気のものから、若い女性の部屋にも似合いそうなお洒落な物まで
一通りそろっているようだ。
それらに興味が惹かれ、さっきまでの不安は吹き飛んでいた。
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:27:37.43 ID:Y5VyRhna0
「何かしら?」
少し振り返って少女は答えた。
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:29:54.03 ID:Y5VyRhna0
ほむら(なんだろう……? 取りあえず貰った方がいいのかな……?)
訳も分からず、ほむらが受け取ろうと手を伸ばそうとした時、
21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:31:15.46 ID:Y5VyRhna0
光の中心で、夢の中の少女が佇んでいた。
ほむら「……!」
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2014/01/29(水) 21:32:54.87 ID:Y5VyRhna0
「あ……」
風が少女の手から一葉のクローバーをさらっていった。
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2014/01/29(水) 21:35:59.12 ID:Y5VyRhna0
哀しみ、苦しみ、妬み、恨み、つらみ、そして後悔と未練。
連なって押し寄せてる漆黒よりも暗いそれらの情動が
ほむらの心を侵し、混じり合っていく。
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