過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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1: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:31:45.35 ID:wtQIWKT/0
SSを書くこと自体は初ではないのですが、
ここでスレを立てて書くのは初めてなため、
不慣れな点が多々見受けられるかもしれません。
予めご了承下さい。

既に結構(2万字程)書き貯めてあるため、
建て逃げになることはないと思います。
……ならないといいなぁ。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:32:41.65 ID:wtQIWKT/0
奉仕部結成前のゆきのんと、

まだ三浦達と出会っていないため非ギャルで黒髪なガハマさんと、

入学式当日に家を早く出過ぎてしまう頃のヒッキーのお話です。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/02(土) 16:33:37.16 ID:ThzDwyO/0
期待



4: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:35:05.37 ID:wtQIWKT/0
4月某日。
この日の俺は不安と希望に心を弾ませ、普段より1時間以上も早く起床した。
新品の制服を身に纏い、新品の鞄を手に下げ、新品のローファーに足を通す。
新たな比企谷八幡の誕生である。

以下略



5: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:36:13.08 ID:wtQIWKT/0
「単に早く学校へ行きたいだけなんだけど」

「いつも遅刻すれすれだった八幡がこんなこと言うなんて……。明日は槍でも降るのかしら」

「お兄ちゃんのことだから、どうせ三日坊主で終わるんじゃないの?」
以下略



6: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:37:56.05 ID:wtQIWKT/0
ふふん。
どうよ、この作戦は。
第一印象さえ良ければ、友達になるのもそう難しくはない……、はずである。

せっかく必死で勉強して、小中学校の連中が居ない高校に入学したんだ。
以下略



7: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:40:50.52 ID:wtQIWKT/0

     ×     ×     ×


くそっ。
以下略



8: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:44:02.26 ID:wtQIWKT/0
「…………なんだよ、これ……」

──赤。───赤。────赤。
道路には何かを引きずったかのような、ベッタリとした赤い染み。
そして、その赤い染みの先で蹲る、血まみれの少女。
以下略



9: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:46:31.08 ID:wtQIWKT/0
「落ち着いて下さい。そこの方が怪我をしているわけではありません」

「…………」

……どういう意味だ?
以下略



10: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:52:22.91 ID:wtQIWKT/0
とは言ったものの、どうすっかなぁ。
いくら緊急事態とはいえ、お姫様抱っこでもして移動させるなんてことを俺ができるわけがない。

とりあえず、少女の後ろからそっと声をかけてみることにする。

以下略



11: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:54:59.20 ID:wtQIWKT/0
少女は嗚咽を漏らしながらも頷いてくれた。
しかし体は激しく震えていて、一人では立ち上がれそうにない。
状況的に少女の手を引くこともできそうになかったので、俺は後ろから肩をそっと支えてあげることにする。
普段の俺なら、昔女子と肩が少しぶつかっただけなのに物凄く嫌そうな顔をされたトラウマが想起され落ち込んでしまいそうな行動であるのだが、今はそんなことを言っている場合ではないだろう。
なんとか立ちあがりヨロヨロと歩く少女を支え、どうにか歩道まで移動させることができた。
以下略



12: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 16:58:19.70 ID:wtQIWKT/0


     ×     ×     ×


以下略



13: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:00:21.52 ID:wtQIWKT/0
俺はあの後、弁護士がやって来るまでその場に居たものの、少女とは一切会話をしていない。
とても会話ができそうな状態でもなかったしな。
ちなみに、弁護士が来たら黒塗りの高級車はすぐにどこかへ去ってしまった。
急ぎの用事でもあったのだろうか?
ま、知ったこっちゃないけど。
以下略



14: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:01:31.65 ID:wtQIWKT/0
疲れた心身を癒すためにも頑張って眠ってみよう。
せめて晩飯ができる頃まで昼寝(夕寝?)くらいしておこうと思い、瞳を閉じる。



以下略



15: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:04:45.07 ID:wtQIWKT/0


     ×     ×     ×


以下略



16: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:08:32.04 ID:wtQIWKT/0
「えっと……、昨日は迷惑かけちゃって、ごめんなさい。あと、本当にありがとうございました」

そういってペコリと頭を下げてくるが、何のことだかさっぱり分からない。
訝しげな視線を向けていると女生徒が慌てだす。

以下略



17: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:12:53.52 ID:wtQIWKT/0
俺がなけなしのコミュニケーションスキルをフル稼働して悩んでいると、相手の方から話を続けてくれた。

「えぇっと、昨日制服を着て学校に向かってたってことは、あたしと同じ一年生……ですか?」

「あぁ。てことはそっちも一年生か?」
以下略



18: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:17:12.79 ID:wtQIWKT/0
同世代の女の子とまともに会話をしたのなんていつ振りだろう……なんてことを考えつつ歩いていると、後ろから再び声をかけられ素でビビッてしまう。

「ちょっと待って!」

「ひゃいっ!?」
以下略



19: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:24:06.96 ID:wtQIWKT/0


     ×     ×     ×


以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/02(土) 17:28:55.28 ID:xrMyjVvOo
期待


21: ◆SnKC1m7x8.
2014/08/02(土) 17:30:15.45 ID:wtQIWKT/0
「あれー? もしかして、ヒキガヤくん?」

聞き覚えのある声に振り向くと、吹き付ける風にスカートを押さえた由比ヶ浜結衣が立っていた。

「えっと……、何ガハマさんでしたっけ?」
以下略



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