17:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:12:49.73 ID:HDd5UF4lO
五代目に呼び出されたのは俺だけで、ナルト達は、可能ならまた明日から任務に向かうよう指示を出されていた。
ナルトは任せてくれと、威勢よく答えた。
俺は何か嫌な予感がしたが、なにも言わなかった。
18:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:14:19.80 ID:HDd5UF4lO
俺は後ろから、男の首を腕で捕まえた。
「残念だったな。アンタには木の葉へ来てもらう」
19:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:15:42.43 ID:HDd5UF4lO
「取り逃がしただと!お前がついていながら!」
「申し訳ありません」
20:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:17:11.59 ID:HDd5UF4lO
五代目は、強い瞳でこちらを見返した。
「なんのことだ」
21:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:18:42.80 ID:HDd5UF4lO
「お前がアイツの出版を手伝ったのなら、アイツをわざと逃がすだろうと思っていたんだ」
「そうでしょうね。
アイツは私の父親について、色々と本に書いたみたいですから」
22:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:20:03.78 ID:HDd5UF4lO
気分が何か落ち着かず、俺は不機嫌そうな声を出していた。
「私をさらったのは親父の仲間だった男だと、そうあの男から聞きました」
23:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:21:56.15 ID:HDd5UF4lO
部屋から出て廊下を歩いていると、前からナルト達が歩いてくるのが見えた。
「これから報告か?」
24:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:23:54.73 ID:HDd5UF4lO
任務五日目の朝、俺はぼんやりしながら身支度をした。
昨日は護送の任務だったので、一日おいての農作業になる。
昨日のナルト達の顔が思い出され、顔を会わせるのが億劫だった。
25:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:25:22.37 ID:HDd5UF4lO
数十分後、依頼人の家が見え始めた時、ナルトが駆け出した。
サクラやサスケもあとを追いかける。
仕方なく俺もついていった。
26:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:27:07.13 ID:HDd5UF4lO
忍犬をキョガクの捜索にあてなかったのは、心当たりがあるからだ。
近くの森から、なにやらおかしなにおいがする。
おそらく毒物であろうにおいをたどり、俺はにおいのもとにたどり着いた。
27:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:28:56.69 ID:HDd5UF4lO
「俺達はみんな覚悟を決めていた!
忍者なんていつ死んでもおかしくはない。
だからアイツが助けに来ることなんて、はなっから期待しちゃいなかったんだ」
「アイツってのは、親父のことか」
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