22:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:20:03.78 ID:HDd5UF4lO
気分が何か落ち着かず、俺は不機嫌そうな声を出していた。
「私をさらったのは親父の仲間だった男だと、そうあの男から聞きました」
23:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:21:56.15 ID:HDd5UF4lO
部屋から出て廊下を歩いていると、前からナルト達が歩いてくるのが見えた。
「これから報告か?」
24:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:23:54.73 ID:HDd5UF4lO
任務五日目の朝、俺はぼんやりしながら身支度をした。
昨日は護送の任務だったので、一日おいての農作業になる。
昨日のナルト達の顔が思い出され、顔を会わせるのが億劫だった。
25:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:25:22.37 ID:HDd5UF4lO
数十分後、依頼人の家が見え始めた時、ナルトが駆け出した。
サクラやサスケもあとを追いかける。
仕方なく俺もついていった。
26:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:27:07.13 ID:HDd5UF4lO
忍犬をキョガクの捜索にあてなかったのは、心当たりがあるからだ。
近くの森から、なにやらおかしなにおいがする。
おそらく毒物であろうにおいをたどり、俺はにおいのもとにたどり着いた。
27:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:28:56.69 ID:HDd5UF4lO
「俺達はみんな覚悟を決めていた!
忍者なんていつ死んでもおかしくはない。
だからアイツが助けに来ることなんて、はなっから期待しちゃいなかったんだ」
「アイツってのは、親父のことか」
28:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:30:34.90 ID:HDd5UF4lO
キョガクは押さえつけられたまま、えずいている。
「俺を売り飛ばしたのはなぜだ。
なぜそんなことをする必要があった?」
29:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:31:57.51 ID:HDd5UF4lO
「やめてくれぇ!」
気がついた時にはもう遅く、キョガクの腹は横にかっ切られていた。
反射的に吹き出す血を押さえ、崩れ落ちる体を受け止めていた。
30:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:33:35.95 ID:HDd5UF4lO
しばらく呆然としていた俺に、足音が近寄って来た。
「先生!医者のにーちゃん連れてきたぜ!」
31:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:36:25.75 ID:HDd5UF4lO
「どういう事だって聞いてんだよ!」
なんて答えたらいいか分からない。
32:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2014/08/25(月) 23:37:56.15 ID:HDd5UF4lO
死体を抱えたまま、五代目のもとへ向かおうとするナルトをとめ、監察医のところへよった。
そして執務室にたどり着いた俺は、扉を叩いた。
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