過去ログ - 京太郎「限りなく黒に近い灰色」
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17: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 04:51:45.64 ID:w4MVYybr0
 しかし普通に道が長かった。そのため思ったよりも話が合うハギヨシと運転手とで京太郎は暇をつぶしをしていた。

 といってもたいしたことではなくただの世間話である。車の中でいろいろと話をしているときに、京太郎は自分の趣味を聞かれた。実にたいしたことではない。そのときに京太郎はこういった。

「麻雀ですかね、最近は漫画を読んだりしてますけど」
以下略



18: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 04:56:14.41 ID:w4MVYybr0
龍門渕の屋敷に到着した京太郎は、車から降りた。龍門渕の駐車場で車は止まっていた。

 車から降りた京太郎は背伸びをした。背伸びをしたときに体がパキパキと音を鳴らした。

 体を伸ばしているときに京太郎は綺麗なメイドさんを見つけた。大きく目を見開いて、非常に京太郎は集中していた。
以下略



19: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:03:53.06 ID:w4MVYybr0

 ハギヨシの案内で屋敷の中を進んでいるとき何人かお手伝いさんとすれ違った。先ほど見かけた若いお姉さんから、かなりいかついおじいさんまでいろいろと働いていて、年齢層はばらばらである。

 時々京太郎が見つけたメイドさんと同じようなメイド服を着ている人もいて、服装もバリエーション豊富だった。

以下略



20: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:08:31.82 ID:w4MVYybr0
 実に混沌とした光景を見てハギヨシの眉間に深いしわができた。完全に怒っていた。
 またほとんど同時に京太郎の眉間に深いしわが寄っていた。怒っていたわけではない。ハギヨシの怒りのオーラが炸裂することを思い、心を痛めたのである。

 ハギヨシが現れたことでやや騒がしくなったのだがそれも落ち着いて、金髪の長い髪の少女、龍門渕透華が京太郎に挨拶をした。

以下略



21: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:13:14.67 ID:w4MVYybr0

 息を切らせているメイドさんにハギヨシが声をかけた。

「どうしました、井上さん」

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22: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:18:40.44 ID:w4MVYybr0
 自分のこめかみを人差し指で押さえながらハギヨシはこういった。

「わかりました。京太郎君とディーがかまわないというのならばそれでいいでしょう。

 しかし、京太郎君の力が向こうで通用するか、はからせてもらいます。もしも駄目そうなら、この話はなかったことにします。
以下略



23: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:21:56.26 ID:w4MVYybr0
 天江衣の質問にアンヘルが答えた。

「サマナーの作ったレベルなんてものさしは当てになりませんよ。真剣勝負の場でサイフの大きさと中身を気にするのは愚かです。

 衣ちゃんの理屈だと、十四代目よりも衣ちゃんが強いことになりますよ?」
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24: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:25:58.85 ID:w4MVYybr0
ハギヨシが離れていくと、ヨモツシコメはこういった。

「マスター、全部だしぃな、あんたの呼べるヨモツイクサ五十体。戦い終わったら動けなくなっていてもいいくらいの気持ちでやらんとまけるで」

 ヨモツシコメは整った顔をしかめていた。そして心の底から忠告していた。
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25: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:30:02.74 ID:w4MVYybr0
 しかし次の瞬間にはその笑みというのは消え去っていた。

 一瞬の出来事である。ヨモツシコメが軍勢に命令を飛ばそうとした瞬間、ヨモツシコメの頭部が消滅したのだ。

 頭部が消滅したヨモツシコメもヨモツイクサの軍勢もマスターである沢村智紀も、何があったのか理解できていない。
以下略



26: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:34:59.43 ID:w4MVYybr0

 戦い終わった京太郎にアンヘルとソックが近寄ってきた。アンヘルはクワのようなものを持っていた。なぜかジャージの袖をまくっていた。

 ソックはがっしりとしたウエストポーチを持ってニコニコ笑っている。ソックもアンヘルと同じようにジャージの袖をまくりあげていた。ジャージのズボンポケットからは軍手が飛び出していた。

以下略



27: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/03/31(火) 05:38:14.37 ID:w4MVYybr0
 アンヘルとソックの説明を聞いて京太郎はこういった。

「それならいいけど、あんまり迷惑をかけないようにな」

 アンヘルとソックが何を考えて行動しているのかというのはさっぱりわからない。しかし縛り付けたいと京太郎は思っていない。
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