過去ログ - 八幡「誕生日プレゼント?」小町「これが小町からの誕生日プレゼントだよ」
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1:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:17:34.20 ID:53gqESo90


比企谷八幡誕生日記念


『比企谷小町からの贈り物』




誕生日。
いつ頃から誕生日が特別な日ではなくなったのだろうか。
今年の誕生日は、
親からは出勤直前にこれでなにか好きな物を買えと財布から出した一万円札を
渡されてはいる。
小町からは今年も申し訳程度に祝いの言葉がいただけるだろう。
史上最強の妹たる小町からのお言葉が毎年貰えるのならば、
それだけで来年まで頑張れると思ってしまう。
……まあ、一時間も経たないうちに効果が消えてしまうのが難点ではあるが。
それよか両親よ。
万札を頂けるのは嬉しいのですが、剥き出し万札で、
しかも財布から直に手渡しではなくて、
せめて祝儀袋に入れて渡していただけないでしょうか?
いや、俺の両親様はエコに目覚めでもしたか?
どうせ祝儀袋に入れて渡されても、中身の万札を財布に移動させたのちに、
祝儀袋はゴミ箱にダイブだもんな。
というわけで、
両親からの愛とエコ精神を確認できた今年の誕生日は朝食後の眠気と共に
忘れ去られようとしていた。


小町「おに〜ちゃんっ。起きてよっ。っていうか、いつまで寝てるつもり?」


よくあるラノベテンプレイベントのごとく、
朝目覚めると目の前には最愛なる妹小町が俺を睨みつけていた。
といっても、
朝食を早く食べろと一度たたき起こされ、
食後に二度寝?をしているので、
本日二度目のイベントではあったが。


八幡「俺は疲れてるんだ。今日は予備校休みだから寝かせてくれ」

小町「受験生に休日なんてないよ。
   しかも夏休みで24時間勉強できる時間があるんだから、
   きっちりと24時間勉強してよ」

八幡「おい、小町。
   その計画でいくと食事や睡眠の時間がないんだが。
   いくらストイックに勉強を続けている俺であっても不可能だ」

小町「あぁ〜、
   なんだかお兄ちゃんを見ていると、
   ストイックのイメージが壊れちゃうんだよなぁ。
   ストイックっていうと、もっとクールなイメージを持ってたけど、
   実際実物を見たら幻滅しちゃったみたいな?」


それってよくあるよな。
後姿は美人だけど、
実際追い越し際にちらりと横から顔を見たらがっかりするみたいなやつ。
こっちが勝手に期待してがっかりしているだけであって、
向こうはまったく悪くないのにさ。
だから俺は後姿美人には期待しない。
相手に悪いからな。
でも俺は鍛えられた精鋭。
むしろ真正面から見て美人であっても期待しないまでである。
やっぱ美人っていと、ちやほやされていて性格が悪いしな。
って、これこそ身勝手なイメージか……。


八幡「それって間違いなく誉めてないよな?」

小町「うんっ、誉めてないよ」


無駄に朝っぱら元気な奴め。
自分こそ高校受験のときは今の俺のような状態だったくせに。
他人には厳しく。
自分には……、そこそこに厳しくってところか。


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2:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:17:57.79 ID:53gqESo90


これでも小町は志望高校に合格したんだ。
今度は俺も志望大学に合格して見せないと、
将来小町が大学受験に励む時のモチベーションにもかかわるから頑張ってやる……。
以下略



3:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:18:24.98 ID:53gqESo90


小町「なんか今のは小町気にポイント低いんだけど……」

八幡「そうか?」
以下略



4:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:20:03.52 ID:53gqESo90


八幡「俺も将来は寿退社して主夫を目指す者として、
   OLがよくやる自分へのご褒美、
   自分への誕生日プレゼントってやつをする事にしたんだ」
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/08/06(木) 17:20:42.99 ID:+lO485lr0
読みづらい


6:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:21:25.07 ID:53gqESo90


小町「嬉しい評価をくれるのはいいんだけど、
   今日は無駄だから。
   これから一緒にプールに行くの事が確定しているのです。
以下略



7:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:23:30.90 ID:53gqESo90


小町「お待たせしました陽乃さん」

陽乃「おっ、ようやく来たな」
以下略



8:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:24:05.16 ID:53gqESo90


小町「お待たせぇ、お兄ちゃんっ」

八幡「おつ、きたか。別に待ってないから大丈夫だぞ」
以下略



9:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:24:31.46 ID:53gqESo90


これは雪ノ下を同情できない。
このプール施設に泳ぎの勝負の為に来たって意味はないからだ。
そもそも人が溢れているプールでどうやって水泳の勝負をするって言うんだ。
以下略



10:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:25:20.62 ID:53gqESo90


俺達よりも早くばててしまった雪ノ下は、プールから上がり休んでいた。
今日も見事に気温が上がりまくっているせいもあって長い髪もすでに乾き始め、
肌もじりじりと焼き始めていた。
以下略



11:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/06(木) 17:25:58.41 ID:53gqESo90


やってしまった後に後悔しまくることなんてたくさんあったが、
今も自分がしでかしてしまった行為に顔が熱くなるのがわかってしまっている。
でも、雪ノ下が俺が差し出した手に照れながらも応じてくれた事が、
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/08/06(木) 17:36:40.36 ID:Ivdd9xZ8o



13:名無しNIPPER
2015/08/06(木) 18:03:41.76 ID:KtCwA9S5O
        ____
        /     \
     /   ⌒  ⌒ \   何言ってんだこいつ
   /    (●)  (●) \
    |   、" ゙)(__人__)"  )    ___________
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/08/06(木) 21:38:49.57 ID:vfleB2ako
乙です


15:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:28:05.93 ID:VK9XCbMA0


『比企谷小町からの贈り物』 後編


以下略



16:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:30:37.27 ID:VK9XCbMA0


雪乃「お願いするわ。最後も姉さんにやられたわ」

八幡「気にするな。あの人に立ち向かっても面倒なだけだ」
以下略



17:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:31:15.08 ID:VK9XCbMA0


雪乃「今結成されたばかりよ。
   それに、比企谷君も普段から姉さんから被害を受けているわけだし、
   メンバーに加わってくれると力強いわ」
以下略



18:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:32:13.91 ID:VK9XCbMA0


雪ノ下のあとを追い、向かっていった雪ノ下の部屋は、
以前来た時と同じようにブルジョワ感を俺に見せつけてきた。
別に成金趣味ってわけではないので、悪い気はしない。
以下略



19:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:32:42.96 ID:VK9XCbMA0


部活仲間と割り切る事もできるが、
俺としては部活だけで結び付いている関係とは考えたくもなかった。
だとしたら、俺と雪ノ下の関係とはどういうものだろうか。
以下略



20:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:33:41.01 ID:VK9XCbMA0


俺もただで貰ったものだし、
そのうち買う必要がある問題集ではあるから邪魔にはならないはずだけどよ。
それに雪ノ下が選んだ問題集なのだから、
以下略



21:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/08/13(木) 03:34:21.98 ID:VK9XCbMA0


雪乃「よっぽどお兄さんが心配だったのね。
   あなた、小町さんの兄ではなくて弟のほうがあっているのではないかしら」

以下略



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