22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:28:03.81 ID:rVNZ4GiQo
「なるほどねー。毎年チョコのやり取りしてた感じ?」
「やり取りというか……私が一方的に作ってるだけですけど」
「ほぉ〜、片想いってこと?」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:28:55.44 ID:rVNZ4GiQo
〜
2月13日、土曜日。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:29:24.31 ID:rVNZ4GiQo
〜
2月14日。 バレンタインデーの日曜日。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:29:59.26 ID:rVNZ4GiQo
〜
家に入る前は微妙そうにしていた櫻子だが、家の中でする私との話は意外と真剣に聴いてくれた。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:30:41.80 ID:rVNZ4GiQo
「あ、言い忘れてたけど……」
「?」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:31:54.06 ID:rVNZ4GiQo
〜
二人の間に残るたくさんの思い出。それを懐かしく拾っていくようなデートは、私の想像以上に楽しく進んでいった。
28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:32:26.73 ID:rVNZ4GiQo
「あ、ありがとう……今少し食べていい?」
「もちろん」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:33:12.53 ID:rVNZ4GiQo
「でも今日わかったんですわ……私たちは離ればなれになんかなっていない、むしろ昔よりも距離が近くなったんだって」
「…………」
30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:34:26.44 ID:rVNZ4GiQo
ばか櫻子、あなたは人を泣き止ませるのが下手ですわね。
でも私も少し……泣くのが下手になったみたい。昔はよく泣いていたのに……
31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:34:58.24 ID:rVNZ4GiQo
私はまだ、何が起こったかわからない。
雪の降り積もる地面にへたり込む。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:35:47.04 ID:rVNZ4GiQo
〜
寒さに震える身体を引きずって帰った。
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