過去ログ - 八幡「犯人を特定する?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:10:35.64 ID:6wSbO7neo
※地の文字多め。
※平塚先生がF組の担任という設定です。

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:12:42.07 ID:6wSbO7neo
それでも比企谷八幡は静かなる期待を寄せる。



「君たちに依頼がある」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:15:30.80 ID:6wSbO7neo
被害者はF組の女子生徒。
本人がイジメだと具体性を感じ出したのは、先々週の水曜日からだという。

体育の授業中に校庭で何者かに、背後から泥をかけられたそうだ。
そしてその授業の後には女子更衣室のロッカーにしまってあった制服がゴミ箱に捨てられていた。
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 00:18:39.90 ID:lfU7rTgPo
支援


5:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:20:51.46 ID:6wSbO7neo
「え…?待って!どうして犯人を見つけるの?イジメを受けているなら、その被害者の子が犯人は誰なのかわかっているんじゃないの…?」

雪ノ下と平塚先生が会話を淡々と進める中、由比ヶ浜が困惑したように言った。
仕方ない、俺が説明するか。

以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 00:23:17.69 ID:ddtZ5ikZO
                    llil,,,                            
                    lllllllllllliii,,,,_                        
                     !lllllllllllllllliil,、         ,,,,,,,,,              
                  l!lllllllllllllllll°    .,,iiiilllllllllliil,、           
                   l!llllllllllll!,,,,,,,,,,,,,,,lr,,,,lliilllllllllllllllllllil           
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:24:47.25 ID:6wSbO7neo
「でもどうやって犯人探すの?」

「そうね。全校生徒は数百人いるその中から犯人を特定するのは現在の情報だけでは不可能ね」

「容疑者の数を絞るだけならできるぞ」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:27:33.72 ID:6wSbO7neo
「犯行現場が女子トイレ、女子更衣室ときている。この時点で男子禁制だ。万が一男子が入って犯行を行ったとしても他の女子生徒から目撃情報があってもおかしくはない。その為、容疑者は女子生徒に絞られる」

「………」

「あとは水曜日に集中して事件が起きている。それは恐らく犯行が起きた体育の授業が関係している為だ。人数の兼ね合い上、うちの学校では男女に別れて、別クラスと合同で授業を行う。それが……」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 00:29:11.55 ID:JjTZdxTFo
なぜスレタイのセリフに「?」を入れたがるのか


10:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 00:36:43.71 ID:4bwpVdJw0
いや、葉山はみんなの期待という名の民意さえあればいじめを止めない、止められないタイプだと思うけど

6.5巻及び7巻参照


11:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:36:46.50 ID:6wSbO7neo
それから依頼を受けてから約一週間が経過し翌週の火曜日になった。
はっきり言ってめぼしい情報も進展もない。
唯一わかったことは、被害者の女子生徒は比較的大人しく、周囲との積極的に関わりを持つタイプではないということがわかった。
授業は真面目に受け、休み時間には読書か、体力温存の為か勤勉に睡眠を取っている。
うん……つまり俺と同類のタイプだ。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:39:32.88 ID:6wSbO7neo
頭の中で葉山の言葉を反芻し思考する。
集団から一つの意思を向けられるということがイジメであるなら、他でもない葉山隼人。
彼が最もイジメを受けていることになる。
葉山は集団から『期待』という一つの意思を向けられているからだ。
そして周囲は葉山隼人という存在を特別視している。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:43:56.55 ID:6wSbO7neo
「では、それぞれ被害者の生徒の動向を観察して気が付いたことを報告してくれるかしら」

放課後、部室にて平塚先生を含め件の問題について話し合いが設けられた。

「この一週間特に変わった様子はない。授業は真面目に受け、休み時間には読書か睡眠をしている」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:48:42.77 ID:6wSbO7neo
「まず事件の概要を思い出してくれ。一つ目は必ず水曜日にイジメが起きる」

「………」

「次にポイントとなるのは事件が起きた場所だ。雪ノ下、事件の起きた場所を具体的に思い出してみくれ」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:53:48.25 ID:6wSbO7neo
翌日ーーー水曜日、放課後。
ショートホームルームも終了し、下校する生徒や部活に行く生徒が教室を次々と後にする。

その中には例の被害者の女子生徒も含まれていた。
念の為、今日も一日、動向を観察していたが特に変わった様子はなかったように思う。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:02:23.45 ID:6wSbO7neo
そう。
俺は根本的に間違っていたのだ。
平塚先生ーーー平塚静という人物に『期待』するあまり、『この人はそんな回りくどい事をしない』と勝手に思い込んでいたのだ。
しかし、教師も一人の人間であると云うように、平塚静も一人の人間である。
職場での評価や、同僚との人間関係、職務責任などを気にしていて当然なのだ。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:05:03.27 ID:6wSbO7neo
「ちょ、ちょっとやめたまえ!?比企谷!は、離せ!!」

その後、俺と平塚先生は予定通り、生徒が教室から出払ったのを確認して誰も居ない教室に入った。

「先生、抵抗しないでください。ほら言う通りにしてください」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:17:26.91 ID:6wSbO7neo
あれから数日が経過し、イジメについては粗方解決したらしい。
もちろん学内でもイジメについての問題は大きく取り上げられていた。
しかしまあ平塚先生のことだ、上手くやっているだろう。

そんなことを考えながら俺は放課後、部室の扉を開けた。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:25:20.54 ID:6wSbO7neo
「私が気にしていているのはね、比企谷くん…」

「……なんだよ」

「あなたがどの段階で犯人の存在に気付いていたのか。ということなのよ」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:37:44.52 ID:6wSbO7neo
「そう。ならいいのだけれど。あまり信頼してもらえのは傷つくもの………」

雪ノ下が何か言ったようだが、最後の方は声が小さくあまり聞き取れなかった。

「それに………」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 01:42:05.69 ID:6wSbO7neo
終わり。

駄文失礼しました。
キャラクターに対する解釈が誤っており原作ファンの方失礼しました。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。


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