過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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1: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 02:55:03.90 ID:nHiGae130
・デレマスはゲーム版準拠設定、ライダー側はTV版最終回の内容を含んでいます

・1日1回まったり進行

・できれば来週の水曜日まで(5日間くらい)に完結させたい(希望的観測)

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 02:57:03.96 ID:nHiGae130
<R←    I>

雲を突き抜け、どこまでも広がる青空を行く。
「スカイライダー」の名を受けた彼にとって、空は珍しいものではない。
だが、今日のそれは命を賭けたフライトだった。
以下略



3: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 02:58:32.92 ID:nHiGae130
「本郷、彼に任せよう」

「一文字!?彼を見殺しにするつもりか!?」

戦友の非難に、力の2号がゆっくりと首を横に振る。
以下略



4: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 03:01:29.28 ID:nHiGae130
「ネオショッカー大首領…お前の野望もここまでだ!」

「貴様!!そんなに両親の元へ行きたいかァ!!」

成層圏を完全に超え、その勢いで中間圏をも抜ける。
以下略



5: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 03:02:04.15 ID:nHiGae130
--------------------------------------------------


Sky Rider

以下略



6: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 03:05:08.25 ID:nHiGae130
<R------→I>

「た、高いところは気分が良いですね! ハハ、ハハハハ……」

言葉とは裏腹に、少女の高笑いには勢いがなかった。
以下略



7: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 03:08:07.85 ID:nHiGae130
「びび、びっくりさせないでくださいよ!と、飛ばないならここ、こんなところに来る必要ないじゃないですか!」

「いや、飛ばすのは本気だぞ?ただ、すぐ単独飛行ってのはさすがに無理なんだわ。
 細かいことは後で説明するけど、少なくともパラシュートの開き方知った程度じゃダメなの」

以下略



8: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:43:34.17 ID:nHiGae130
<R←------I>

志度ハングライダークラブ。
会長不在となって久しいにも関わらず、所属メンバー同士の協力で活動を続けている珍しいサークルに、
今日は一際珍しい光景が見られた。
以下略



9: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:44:40.02 ID:nHiGae130
空撮-「エアカメラマンによる空中撮影」という分野に筑波洋が足を踏み入れたのは、ずいぶん前だ。
元々ハンググライダーを大得意とする男だけに、敷居はないも同然だったのだろう。
谷が知る範囲でも、洋が一度日本に戻って来た頃には既に空撮をはじめていた覚えがある。
最初こそ手ブレがあったりしたが、旅先から送られる写真から確実に腕前が上がっているのは見てとれた。
だが、名が売れてきたにも関わらず空撮の依頼が一向に増えない。
以下略



10: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:45:45.69 ID:nHiGae130
洋は答えない。
逡巡しているのか、本当にフラッシュバックがあったのかはわからない。
ただ、足が止まったことだけはわかった。
言葉の代わりに谷が出したのは、数枚のチケット。

以下略



11: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:46:26.22 ID:nHiGae130
<R------→I>

「フライステーション?」

「そうだ」
以下略



12: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:49:12.38 ID:nHiGae130
「フライステーションにあるのは『ウィンドトンネル』ってデカい空調機だ。
 床はメッシュ状のトランポリン、別室にある12ベーンモーターから流れる気流がコーナーベーンで屈折して、
 下からフライトゾーンへ滑らかに入っていくことで専用スーツを着た内部の人間を疑似空中飛行させる。
 中の温度は通年22度、気流の速度や密度は均一と管理は完璧、万が一モーターが止まっても
 空気の流れは徐々に小さくなるからトランポリンに軟着陸確定。これにより時速約200キロでの落下を安全安心-」
以下略



13: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/09(土) 23:50:38.82 ID:nHiGae130
「単独飛行を行うライセンスを取るためには、最低でも8回分のダイビング経験が必要だ。
 だからこの間やった実地で1回分として、残りの7回分をここで消化する。
 ライブのメイキング番組にかこつけて、開業前の施設を特別に使わせてもらう形だな」

「フフーン!ボクなら当然の扱いですね!」
以下略



14: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/11(月) 01:01:45.56 ID:/f31dvuX0
<R←------I>

国内でも国外でも、筑波洋は日常的にバイクを使う男である。
だから電車移動の乗換駅として栄える新越谷駅前も、当然のように電車ではなくバイクで疾走した。
愛車のスズキ・ハスラーも使い込まれたもののはずだが、街道を駆け抜ける様は快調そのものだ。
以下略



15: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/11(月) 01:02:23.10 ID:/f31dvuX0
(変なタイミングで来ちゃったか…?)

ベンチに座り、軽く頭をかく。
出鼻を挫かれるというのは、あまり良い気のするものではない。
とはいえ考えてどうとなるわけでなし、待ち時間もさしてあるわけではない。
以下略



16: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/13(水) 02:29:00.98 ID:EDrx56iX0
<R------→I>

「プロデューサーさん、ずいぶん人が少なくないですか?」

「少ないこと自体は想定内なんだけどな。だが…ここまで行くと、な」
以下略



17: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/13(水) 02:30:05.80 ID:EDrx56iX0
そうこうしている内に、映像は終わった。
幸子よりも先に席を立ったプロデューサーは、青年の元へ向かっていた。

「すみません、貸切だなんだでゴタゴタさせてしまいまして。ご迷惑をおかけしました」

以下略



18: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/13(水) 02:32:42.66 ID:EDrx56iX0
…数分後。

幸子は遅れてウィンド・トンネルの前にやって来た。
口頭説明までは一緒だったが、もこもこした専用スーツを着るのに手間取ってしまったのだ。
結果、幸子とプロデューサーより先に例の青年がウィンド・トンネルの中に入っている。
以下略



19: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/13(水) 02:34:47.58 ID:EDrx56iX0
「…あそこまで無理する必要ないからな」

「今は無理でも、あのレベルまで行きます!だってボクですから!」

目の前の光景を重荷にしないようにと、プロデューサーがフォローしてくる。
以下略



20: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/15(金) 00:10:01.21 ID:9RCRFSHp0
-本文と関係ない業務連絡-
私事多忙につき、更新頻度落とします
完結目標時期も今月末までに大幅延長
申し訳ない…orz


21:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/15(金) 12:34:38.59 ID:K3QIedpiO
把握
楽しみに待ってる


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