過去ログ - 前川みく「ハンバーグが鳴く頃に」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:40:39.76 ID:6MxfTFCf0
===

 嬉しいことがあれば、びっくりハンバーグでお祝いしよう。そうしよう。
 
 悲しいことがあれば、びっくりハンバーグで忘れよう。そうしよう。
 
 なんにも無いときでも、びっくりハンバーグで幸せになれる。そうでしょう?
 
 だからびっくりハンバーグを食べましょう。そうしよう!
 
 びっくりびっくりびっくりびっくり、ハンバーグでびっくりしたのはだぁれ?

 
――びっくりレストランメニューより「びっくりハンバーグの歌」―

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:42:36.27 ID:6MxfTFCf0
===

 少女、神崎蘭子は絶句した。
 
 何も驚きのせいだけではない。言葉が、口の中から出てこないのだ。
以下略



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:44:40.35 ID:6MxfTFCf0
===

「ふんふん。それは聞き捨てならない話だにゃ」

 事務所の休憩室。蘭子から話を聞いたみくは、
以下略



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:45:35.03 ID:6MxfTFCf0
 
「どうかしたにゃ?」

「あ、あー……えっと、その……」

以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:47:11.02 ID:6MxfTFCf0
===

 キュートなにゃんこ系アイドル前川みくと、ダークなゴシック系アイドル神崎蘭子。
 
 その服装、趣味、活躍する場を見ると、およそ接点の見つからない二人だったが、
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:48:40.76 ID:6MxfTFCf0
 
 その時の二人の様子……お互いに一歩も譲らぬ激しい口論を傍らで見ていた橘ありすは、後にこう語った。
 
「まさに、言葉と言葉のぶつかり合い。
 あれほど白熱した討論を目にする事は、中々ないんじゃないでしょうか。
以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 06:49:07.03 ID:6MxfTFCf0
書き溜めおわったのでとりあえずここまで


8:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 06:51:23.95 ID:ShcnQLhVo
苺丼て


9:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 06:57:47.28 ID:LKgXFas3O



10:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 07:00:56.18 ID:ZUxSng59o
ち、地域によってはウニのことをいちごと呼ぶから…


11:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 08:07:08.03 ID:n+VNj+ZDO
いちご煮は苺煮じゃねえ!


12:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 08:22:41.73 ID:S7Vfk4REO
ハンバーーグ!!


13:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 08:28:22.69 ID:iKu2gPzm0
どやりすちゃんの口の端をティッシュでふきふきしてあげたい人生だった・・・


14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:46:58.22 ID:6MxfTFCf0
===

「それにしても、蘭子ちゃんが絶賛するぐらいだから……きっと、相当美味しいんだろうにゃ〜」

「心して待つが良い。決して、後悔はさせぬ」
以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:49:33.45 ID:6MxfTFCf0

「うぅ……」

 そうして、蘭子が小さく呻きを上げる。
 なるほど、ここに来てようやくみくにも、彼女が何を悩んでいたのか合点がいったのだった。
以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:51:54.72 ID:6MxfTFCf0
 
「な、中々の雰囲気……にゃ」

 そんなみくが呟いた、震える声の強がりは、
 周りの木々に吸い込まれるように消えていき、後には言いようのない静けさだけが残った。
以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:52:26.20 ID:6MxfTFCf0

 二階建ての石造りの壁には苔が茂り、長年の雨風によって風化した屋根や玄関の柱が、
 古くからこの場所に建物が建っていた事を示しており。

 入り口の前に置かれた、メニューの紙が張られたブラックボードがなければ、誰もここがレストランだなんて思うまい。
以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:54:16.66 ID:6MxfTFCf0
===

 からんからんと、入り口の扉につけられた呼び鈴が、意外にも小気味いい音を響かせる。
 
 一歩店内に入ってみると、そこはホールとなっており、タタミ何畳分と言えばいいのか……
以下略



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:55:46.91 ID:6MxfTFCf0
 
「いらっしゃいませお客様。三名様でよろしいでしょうか?」

 その言葉に、隣に立つ彼女が「はい」と返事をする。
 
以下略



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 11:58:06.37 ID:6MxfTFCf0

「あ、あのさ……ここって一体、どういうレストランなの?」

「どういうって、普通のレストランですよ。あぁでも、少し変わってると言えば、変わってるかも」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:00:22.88 ID:6MxfTFCf0
 
「それじゃあ、私は『闇夜のハンバーグ』で……みくちゃんは、どれにするの?」

「えっ? え、えぇっと、みくは……」

以下略



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