過去ログ - ちひろ「プロデューサーさんとの幸せな日々」
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:26:14.75 ID:yjfF0art0

 三日目



以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:27:35.08 ID:yjfF0art0

 男がスーツに大枚をはたいているのは、別にそれが生きがいとか道楽だからではない。単純に、アイドルたちのためだった。

 まだ凛たちが知名度のない駆け出しだったころ、アイドルを連れて外回りをするとき、男は必ず服を着替えてから営業に出ていた。社用車のなかで何度も待たされたことがある凛は、そのことについて面倒ではないかと問いかけたことがある。だが男は笑ってこう答えた。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:28:48.36 ID:yjfF0art0

 ――私なんかのために、そこまでする必要なんてないのに。

 うつむき、そう本音をこぼした凛に、男はこう言った。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:29:30.87 ID:yjfF0art0

 男は前を向いたままそう言った。だから助手席の少女が耳まで顔を赤くしてうつむいたことも知らないし、彼女の心臓がどれほど強く脈打っていたのかも気付かなかった。凛でも照れたりするんだな、という男のぞんざいな認識は、凛がこの瞬間に感じた運命とあまりにもかけ離れていた。

 いま思えば、どうして彼がこういう言動ができるのかも凛にはわかる。誤解や曲解を招くような、率直な好意と他者肯定。普通だったら恥ずかしくて言えないような言葉を、彼はさらっと使ってしまう。それは自分のような人間が言ったところで、相手は真剣に受け止めたりなどしないと思っているからだった。

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14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:30:18.03 ID:yjfF0art0

 彼女たちが想いをほのめかすと、男は戸惑ったり、悩んだり、苦しんだりした。初めはアイドルとプロデューサーだから仕方がないと彼女たちは考えたが、だんだんおかしいと思い始めた。男の言葉も、行動も、すべてが嘘ではないかと疑うようになった。突き放すような態度を取ったり、距離を置いたり、時には拒絶さえした。だがそれでも男の態度は変わらない。自己犠牲的な奉仕は微塵も揺らがない。やがて彼女たちは男の愛が自分が考えているよりも、もっとずっと大きなものだと錯覚するようになった。

 この時点で、すでに彼女たちの目は光を失っていたと言っていい。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:31:10.15 ID:yjfF0art0

「――何を迷ってるの?」

 首輪をじっと見つめる男に、凛が微笑みかけた。一番かわいいと言ってくれたその笑顔に、男のズボンが膨らんだのを凛は見逃さない。

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16:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:31:45.49 ID:yjfF0art0

 男が破り捨てそうな勢いで服を脱いだ。かつてない大きさに反り返った陰茎を見て、凛の頬がとろける。力強い両手に腰をつかまれて、子宮が期待に震えながら降り始める。先走りでどろどろになった亀頭がぴたりと膣に当てられ、生唾を飲み込む間もなく入ってきた。背骨を貫いて、直接脳髄に突き刺さるような快感。まずい、と思った時には男は腰を振り始めていた。

 一突きごとに硬く張り出したエラが愛液をこそぎ落とし、膣壁をすり上げる。かき出された体液がぼたぼたとシーツをシミを作り、潤滑が少なくなった膣が陰茎との強い摩擦で震え始める。今までで一番硬くて、強い。女の本能が求められる悦びにわなないていた。腰を打ち据える音と肉壺をこねくり回す音に耳を犯されながら、凛はだらしなく舌を伸ばして涎を垂らしていた。

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17:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:32:58.43 ID:yjfF0art0
 四日目


ちひろ
「さあプロデューサーさん、検査の時間ですよ」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:33:33.70 ID:yjfF0art0

 男の耳元でちひろがささやく。濡れた唇から漏れる吐息は男の耳を炙り、鼓膜に焼け付いた。歯を食いしばる男の様子にちひろはたまらなさそうに溜め息を吐いて、真っ赤な舌でちろちろと耳の形をなぞった。男の首筋に浮かんできた汗も舐めとる。

「うふふっ……興奮しすぎですよ、プロデューサーさん。こんなに反り返っちゃって……亀頭もパンパン。もう漏らしちゃいますか?」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:34:15.50 ID:yjfF0art0

五日目


まゆ
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 04:35:02.96 ID:yjfF0art0

「……やっぱり、愛されてるっていう実感があるからでしょうか。こうなる前は、不安で不安で仕方がなかったんです。Pさんはまゆのことをアイドルとしてしか見ていないんじゃないかって。女の子としてのまゆなんかなんとも思っていないんじゃないかって。……怖かったんですよ? あのとき、Pさんが辞めるって言ったとき、考えたんです。Pさんにとって『アイドルではない佐久間まゆ』に、どんな価値があるのかって。

 まゆは、Pさんがプロデューサーでもなんでもいいんです。PさんはPさんですから。どんなPさんでもまゆは大好きですから、Pさんがお仕事を辞めても付いていけばいいって思いました。でも、アイドルじゃないまゆを、Pさんが好きでいてくれるのかわからなかったんです。Pさんの一番好きなまゆは、きっとアイドルをしているときのまゆだから……アイドルじゃなくなったただのまゆを、Pさんは愛してくれるのかなって……まゆは、Pさんの一番好きなまゆでいたくて……でも、Pさんが辞めちゃったらそばにいられないから……だったら、死ぬしかないって思いました。Pさんが一番好きなまゆのままで死んで、お化けになってPさんのそばにいれば、それでいいかなって。

以下略



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