過去ログ - 「喧々囂々、全てを呑み込むこの街で」
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:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/12(金) 15:31:48.67 ID:Xo9GuVjR0
「……死ね!!」
激昂した一人が、仲間を振り切って男に突撃します。
左脇の刀に手を添えると、そのまま疾風のごとく風属性の斬撃を放ちました。
以下略
22
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/12(金) 15:32:21.78 ID:Xo9GuVjR0
【八夜目 終わり】
23
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/12(金) 15:38:52.50 ID:Xo9GuVjR0
「……風が気色悪いなァ……」
男は「霧の怪物」が次に現れるであろう地区に足を運んでいました。
今までの間隔から考えると、此処に現れる確率が高いので御座います。
以下略
24
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/12(金) 15:46:22.04 ID:Xo9GuVjR0
(機動力があって、水のレーザーで離れても戦える……割と威力が高いな。壁を貫通してやがる)
尾を引きちぎってから、炎で決めるか。男は素早く決断すると、キメラに向かって巨大な炎の矢を撃ちました。ウィルオウィスプでは威力不足と考えたようです。
しかし、キメラの様子が変です。筋肉がめりめりと不規則に膨らみ、小刻みに痙攣しています。
以下略
25
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/12(金) 15:47:53.43 ID:Xo9GuVjR0
今日の更新は以上です。もうちょっとで終わります。
26
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/08/13(土) 03:41:30.00 ID:UYgvWvgPO
乙
でももう少しゆっくりしていきなよ
27
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 15:40:19.03 ID:1MPDMi340
「……いつの間に」
おや?
うっすらと霧が出てきたかと思えば、ほんの数秒間で真っ白な濃霧が辺りを覆い尽くしてしまいました。
以下略
28
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 15:49:51.57 ID:1MPDMi340
男の身体が炎に包まれます。そのまま怪物の姿へ変貌した男は、大きな翼を力強く動かし、ゴウと突風を発生させました。
男の近くの景色は鮮明に映し出されましたが、やはり霧はかなり範囲が広いようでして、奥の方がはっきりと見えません。
「関係ねえか」
以下略
29
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 15:57:09.11 ID:1MPDMi340
「……マジか。ジジイと同じ能力かよ。暴食野郎が」
男は苦笑いを浮かべます。
そんな事はお構いなしに、「霧の怪物」の口から、触手のようなものが勢いよく飛び出してきました。
以下略
30
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 16:08:11.70 ID:1MPDMi340
(炎は吸い込まれて効かねえ。かといって近づこうにもあの触手が待ち構えてるし、何より)
男は腰の辺りを触りました。
「ぐっ……!!」
以下略
31
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 16:23:11.46 ID:1MPDMi340
男はそれを注意深く観察していましたが、口元が光ったのを見た瞬間、身体に電流が走りました。
(――いや!! 違う!? やばい!? 死――)
男は思考もままならぬまま、「霧の怪物」の直線上から跳躍して回避します。
以下略
32
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 16:34:24.61 ID:1MPDMi340
「ッ!! しまっ――」
地中を潜って飛び出してきた触手が、男の脇腹を貫きます。
「ガハッ……!!」
以下略
33
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 16:54:34.37 ID:1MPDMi340
男の後ろを歩いてきたのは、長い白髪を持つ青年です。いえ、この人物は――
「まさか――ジジイか!?」
「ひっひっひ……ワシじゃよ」
以下略
34
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:10:20.69 ID:1MPDMi340
「霧の怪物」の身体が、風船を膨らませるように、むくむくと膨れ上がっていきます。
「あの野郎、自爆する気か!?」
「霧の怪物」の身体が何倍にも膨れ上がった後、その口から、凄まじい勢いでガス状の何かが放出されました。
以下略
35
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:11:36.94 ID:1MPDMi340
【九夜目 終わり】
36
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:22:07.13 ID:1MPDMi340
「ああっ……また負けた!!」
「ひっひっひ……さぁ〜て、次はこの酒を買ってもらおうかのぉ〜?」
「チッ……次だ、次は勝つぞ!」
以下略
37
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:22:52.89 ID:1MPDMi340
【十夜目 終わり】
38
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:25:00.48 ID:1MPDMi340
二人が(正確には老人が)「霧の怪物」を仕留めたという噂があっという間に広がり、街は再び活気づいて参りました。
明日からは、数千年に一度の、ワタクシ本体の血が騒ぐ「新月」の月で御座います。
彼らの運命は、果たしてどうなってしまうのでしょうか。
以下略
39
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/08/14(日) 17:30:21.12 ID:1MPDMi340
終わりです。ありがとうございました。
しかし多いですね……そろそろ書くのやめるべきでしょうか……
前作
以下略
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/08/14(日) 19:32:44.93 ID:QVXeWxiR0
まだ足りぬ
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/08/15(月) 02:20:57.03 ID:Ptw+NqtQO
このシリーズだけは続けてくれ
乙
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