過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
1- 20
51:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:22:12.77 ID:Yu37ZZYbO

ぼくはみんなが逃げていった、扉があった方とは反対側に立ち、魔神を引き付けた。
魔神は口元に笑みを浮かべて、目から光線を出している。
木の板が光線でどんどん切り裂かれ、衝撃で宙を舞った。
すると、やっと通れるぐらいの穴が出来て、ぼくはそこから飛び出した。
以下略



52:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:23:41.39 ID:Yu37ZZYbO

「ひえ〜!後先考えずに顔をあげたりするからこうなるんですね!
このままじゃあ、負けちゃいますよホラー!」

「アンパンマンは顔をあげると弱くなるの?」
以下略



53:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:25:02.01 ID:Yu37ZZYbO

「みんな!どうしたの!?」


ぼくはこどもたちの方へと駆け寄った。
以下略



54:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:26:07.35 ID:Yu37ZZYbO

こどもたちの必死の説得と、カレーパンマン達の声が、全てぼくに集中した。
ぼくは石を握ったまま、すごく迷った。
こどもたちを消してしまうの嫌だ。そんなことはしたくない。
けれど、こどもたちはとても辛そうだ。
以下略



55:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:27:57.73 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン……なんてことを!」


島の方からも、こどもたちの悲鳴が聞こえた。
以下略



56:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:28:59.02 ID:Yu37ZZYbO

羽の生えた女性が笑うと、こどもたちの背中からも光がのびて、一対の羽になった。
こどもたちは不器用に羽を動かして、もっと高く空をのぼっていく。
そして、さらに舞い上がったこどもたちを抱き締めて、大人の天使たちは涙をにじませた。

以下略



57:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:29:58.26 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン!」


ぼくは頭上から呼ばれて、声の方を見上げた。
以下略



58:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:31:49.68 ID:Yu37ZZYbO
ふっと呟いたぼくの前に、カレーパンマンとしょくぱんまんが飛んできた。
二人は気まずそうな顔をして、ぼくに頭を下げる。


「ど、どうしたの?」
以下略



59:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:32:42.19 ID:Yu37ZZYbO

ぼくはさらに、思っていたことを素直に話した。


「それに、しょくぱんまんとカレーパンマンは、すごく頑張ったよ。
以下略



60:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:34:12.66 ID:Yu37ZZYbO
ぼくたちは、また海の上を飛んでいた。
相変わらず続く同じ景色にため息をつきながら、ホラーマンがぼやく。


「まさか、みんな天使になるとは思いませんでしたね〜。
以下略



61:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:35:10.23 ID:Yu37ZZYbO

「二人って、カレーパンマンとしょくぱんまんのことですか?」

「うん……」

以下略



107Res/140.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice