過去ログ - 新田美波「上書く口付け」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:37:54.54 ID:CHRKUnfE0
「ん、ふふ……」


 食んで、噛んで、味わって。そうして繋がっていたプロデューサーさんの先がこつこつ、と。唇の奥の私の歯へと触れ、それが何度か繰り返されて、それを感じていた私はその何度目かで堪らなくなって。……だからやがて、いつも通り、その先へ進んでいく。

以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:38:49.91 ID:CHRKUnfE0
(眠ってるプロデューサーさん)

(眠ってる格好の、プロデューサーさん)

(今日はまだ? それとも、もう?)
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:39:25.55 ID:CHRKUnfE0
「杏ちゃん……かなこちゃん……智絵里ちゃん……」

「三人と一緒に、お茶会……かなこちゃんの作ってきたお菓子と、智絵里ちゃんの淹れたお茶で……杏ちゃんは、膝の上、このお腹へ埋まりながら……」

「あの皆と……あの皆との空間の中、幸せを感じながら過ごして……満たされた……プロデューサーさんの……」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:39:51.36 ID:CHRKUnfE0
 プロデューサーさんのお腹へと顔を押し付けるその力を少し緩め、上へ。鼻の頭だけが擦れるように触れる程度、そのくらいの距離だけを取って一旦離れ、それから一度大きく息。

 大きく鼻から温く濡れた空気を吸い込んで、それを口から外へ。優しく、吸い込んだときのように大きく、プロデューサーさんのお腹の中心へ、おへそへと向けて吐きかける。


以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:40:26.30 ID:CHRKUnfE0
「……ふふ」


 身体の真ん中。服で隠れて普段は外へ晒されないそこへ、うっすらと赤く濡れた自分の証が刻まれたのを目で見て確かめて。それから、仰向けの身体の横へと寝かせられた腕を手に取り、掴んで引き寄せて、その指先を口元へ。

以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:41:17.77 ID:CHRKUnfE0
「……好き」

「好きです」

「大好きです」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:42:00.88 ID:CHRKUnfE0
「……プロデューサーさん」

「私は好きです、貴方が」

「私は大好きです、貴方のことが」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:42:40.03 ID:CHRKUnfE0
「……蘭子ちゃん……アーニャちゃん……」

「レッスンを真剣に頑張って……大きなライブを大成功で飾って……シンデレラへまた一歩近付いて……そうして、プロデューサーさんに褒められて。三人で感極まって……あんなに深く、あんなに熱い抱擁まで交わして……」

「あの二人を受け入れた……受け入れて受け止めて、そうして優しく抱き締めた……あの二人を包んだ、あの二人を抱いてあの二人に抱かれた、あの二人へ贈られたここ、プロデューサーさんの……」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:43:08.26 ID:CHRKUnfE0
「……卯月ちゃん……凛ちゃん……未央ちゃん……」

「仕事が重なって忙しくて、ほとんど休めずに疲れた姿でいたところを見つかって、そうして卯月ちゃんに膝枕をされて……瞼をそっと閉じられて、あの優しくて柔らかな空気に抱かれながら、慈しむように額を撫でられて……」

「整える間もなくてボサボサになってしまっていた姿を見られて、みっともないからって手を引かれ連れられて、そうして凛ちゃんに直されて……甘い花の香りに包まれて、温もりと想いを注がれながら、しっかりと綺麗に髪を整えられて……」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:43:52.49 ID:CHRKUnfE0
「ああ……」

「好き。……好き……好きです……」

「大好きです……。本当に、心から……」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/17(土) 21:44:54.46 ID:CHRKUnfE0
 心で想い、声で告げ。そうして、それから、落ちる。

 下へ。降りて、傾いて、落ちる。無防備に晒されたその唇へと、自分の唇を身体ごと――この身体も、心も、私の何もかもを寄り添わせながら落としていく。

 縮まる距離。混ざりあう吐息。視界をそれが、それだけで埋めていく。
以下略



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