過去ログ - 魔術士オーフェン無謀編・死にたい奴から前に出ろ!
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2017/04/15(土) 02:44:01.98 ID:Ip5evVVC0
「ね、ねえ、オーフェン……」
歯の根が合わないらしく、かちかちという音を響かせながら、コンスタンスが恐る恐ると言った感じで口を開く。
以下略
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[saga]
2017/04/15(土) 02:44:28.76 ID:Ip5evVVC0
「……何の真似だ?」
「わたしが思うに、この辺にあぶり出しで『一か月後から利率10倍』とか『営利的ドナー提供に同意します』とか書いてあると思うんだけど」
以下略
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2017/04/15(土) 02:45:29.50 ID:Ip5evVVC0
どの道いつものことではあったので、オーフェンはさほど気にせず視線をテーブルの上に戻した。
衝撃波でマッチの残骸などはほとんど吹き飛んだが、契約書の燃えカスの一部が残っている。
以下略
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2017/04/15(土) 02:45:55.37 ID:Ip5evVVC0
「で、金はあるのか?」
「もちろんです。計画性の欠片もない姉様とは違いますもの。
わたし、オーフェン様との結婚資金として貯金していますの。もう金貨で10枚ほど貯まりましたわ」
以下略
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2017/04/15(土) 02:46:23.60 ID:Ip5evVVC0
「しかし、契約書は燃えちまったからな。また書き直さんと」
「その必要はありませんわ。キース!」
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1
[saga]
2017/04/15(土) 02:47:12.53 ID:Ip5evVVC0
「って、俺が書くのか?」
「ああ、黒魔術士殿。よくお読みください……」
以下略
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[saga]
2017/04/15(土) 02:48:31.38 ID:Ip5evVVC0
宿の扉が閉まり、ボニーの姿が見えなくなると後には静寂だけが残った。
その静けさの中で、オーフェンは額に手をやりながら独りごちる。
「ったく、油断も隙もあったもんじゃねえ……」
以下略
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1
[saga]
2017/04/15(土) 02:49:01.84 ID:Ip5evVVC0
「共同経営、という形なら如何でしょう?」
「共同経営ぃ?」
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[saga]
2017/04/15(土) 02:50:02.89 ID:Ip5evVVC0
◇◇◇
人生最大の麻薬とは夢を追うことではないだろうか。
どのような苦難も、最後に待っている夢の達成を想えば盲目的に受け入れることができる。夢は痛覚を麻痺させ、走り続けるカロリーにすらなった。
以下略
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[saga]
2017/04/15(土) 02:51:05.50 ID:Ip5evVVC0
「オーフェェェェン……」
背後から響いたのは、墓場の下に眠る亡者の口から漏れるような恨みがましい声である。
以下略
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