男「川で全裸のエルフ拾った
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229:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:07:14.28 ID:0/G1P+FM0
女 王「ええ、かつて森はこの大地のほぼ全てを覆い尽くし、私たちもまた世界に遍く住み暮らしていました」

女 王「しかし、私たちの存在が気に入らなかったのか貴方方の祖先は私たちの祖先を攻めてきました」

女 王「そして住処を奪われて更に森の奥深くに隠れ住んだエルフたちの末裔が今の私たちなのです」
以下略 AAS



230:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:08:50.03 ID:0/G1P+FM0
 男 「……私も同じく奴隷の出であり、長く彼の傍におりました。故に私は彼の人となりを知っています。ですから、そのようなことは在り得ません」

女 王「では改めて、何故私たちとの同盟を結ぼうと考えたのかお聞かせ願えますか?」

女 王「私たちの知識や知恵を得たいのならば、同盟などより私たちを蹂躙して根こそぎ奪い取る方を選ぶ」
以下略 AAS



231:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:09:33.85 ID:0/G1P+FM0
 男 「――――高慢と思われるでしょうが、私は人もエルフも守りたいのです」

女 王「……貴方は今リョウシなるものを生業にしていると聞いています」

 男 「はい」
以下略 AAS



232:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:10:27.41 ID:0/G1P+FM0
 男 「はい……」

女 王「……個人的な興味ですが、どうして今仰られたことがリョウシになることへつながったのです?」

 男 「今私が述べたことはかつて現国王やその側近に説かれたことです」
以下略 AAS



233:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:12:38.35 ID:0/G1P+FM0
女 王「なるほど、ですが私たちエルフを物としか考えていないような者たちならば、物との同盟などとのたまい一笑に付すのではないですか?」

 男 「それは……っ!いえ、同盟など認めないと言ったところで戦争をする大義名分とするには動機が弱すぎます」

女 王「そもそも私たちが貴方方の国と同盟を結ぶと言うことはエルフがその国にいると声高に主張するようなもの」
以下略 AAS



234:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:14:26.41 ID:0/G1P+FM0
 男 「もしかしてあの衛兵って」

エルフ「はい、牧場の主の下にいたエルフが彼です」

侍 従「もしあの方が我らエルフ族を所有物にしたいのであったなら、今頃この里は人間のものになっているはずではありませんか?」
以下略 AAS



235:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:15:55.10 ID:0/G1P+FM0
女 王「――――ですが」

弓使い「?」

女 王「ですが、それが人間の全てというわけではないのでしょう」
以下略 AAS



236:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:16:41.13 ID:0/G1P+FM0
衛 兵「我らとて陛下御一人で会談に参加させることなどできない。貴様らを信じないということではないが損得や利害が絡む場となればそうはいかんのだ」

弓使い「国全体に関わってくることを個人の意思だけでは行えません。国を治める者としては個の意思ではなく全の意思を示さなければならないのですから」

エルフ「それに王が玉座を離れるということは何かを成そうとしている証左です。よくないことを考えてる者たちにとっては看過できないことです」
以下略 AAS



237:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:17:46.72 ID:0/G1P+FM0
―――――
―――


 男 「――――最終的に、おっさんが国境警備の一団に慰問に訪れて、陛下と側近の方たちがその中に変装して紛れると」
以下略 AAS



238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:22:20.26 ID:0/G1P+FM0
弓使い「ですから、僭越ながらあの場で発言させていただきました。それにしてもまさか私がその馬鹿げた考えを自ら率先して実現させようとしたなんて」

弓使い「あの時の私が聞いたらどんな顔をするでしょうか?」

エルフ「フルトトみたいにぽかーんとした顔するんじゃない?」
以下略 AAS



239:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:23:30.69 ID:0/G1P+FM0
侍 従「やっぱりそこは自分の目で確かめたかったのよ、きっと」

 男 「……じゃあ俺は陛下のお眼鏡にかなったというわけですか?」

侍 従「ええ、合格だと思うわ。それにあの方については前々から陛下にお話ししていたし、きっとこの会談は上手くいくでしょうね」
以下略 AAS



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