【グラスリップ】透子「かけるくん?」
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89:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/09(火) 21:56:03.20 ID:W+HAaMa50
「…………」

 海を見つめながら、俺は透子を待った。

 やがて、ざっ、ざっ、と足音が近づいてきて、俺の傍で止まる。
以下略 AAS



90:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/09(火) 22:01:08.76 ID:W+HAaMa50
 ……これは、断罪、なのだろうか?

 それにしては高山の言い方に俺を詰るようなニュアンスが感じられない。

 むしろ、今の高山は俺を責めるというより、何かを『守ろう』としているように思える。
以下略 AAS



91:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 18:09:26.16 ID:sOMkQtx30
<第8話 雪>

「透子――ッ!?」

 海のほうに走り出した透子に追いつき、俺はくずおれる彼女の肩を支えた。
以下略 AAS



92:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 18:17:12.39 ID:sOMkQtx30
 *

 ……今日はもうダメだ。一度切って、明日また掛け直そう。

 十コール目が鳴ったとき、俺は諦めて受話器を下ろしかけていた。
以下略 AAS



93:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 18:24:00.72 ID:sOMkQtx30
 *

 制服に着替えて家を出るとき、母さんに妙なことを訊かれた。

「駆、ここの生活、楽しい?」
以下略 AAS



94:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 18:36:59.66 ID:sOMkQtx30
 *

 空は黄昏れつつあった。時計を見ると、そろそろ六時になろうとしている。

 透子は校庭にいて、一心に鶏の素描をしていた。俺に気づくと立ち上がって、でも、あるところで迎えの足が止まる。
以下略 AAS



95:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 18:42:13.59 ID:sOMkQtx30
「あっ、い、いや、妹から。ゆきくんがやなちゃんになっちゃったって」

 ちょっと状況がよくわからない。だが――。

「こないだひなちゃんに、あっ、妹、陽菜、っていうの。ひなちゃんに、ゆきくんが実は水泳部の――」
以下略 AAS



96:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 23:48:14.96 ID:sOMkQtx30
 改めて、《未来の欠片》について考えを巡らせる。

 麒麟館で透子から『落ちる俺』を見たと聞かされてから、俺はずっと考えていた。

 《未来の欠片》は、必ずしも確定した未来を示すものではなく。
以下略 AAS



97:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 23:51:47.29 ID:sOMkQtx30
「――こないだここで、ほんとこんな感じでスケッチしてたら、ゆきくんと会ったの」

 ぽつ、と透子が静かに語り出す。俺は耳を傾ける。

「それで、美術準備室に二人でコンテ取りに行って……」
以下略 AAS



98:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 23:53:38.61 ID:sOMkQtx30
「そうか、そんなことがあったのか」

「あっ、いや、ほんとそれだけ! それ以外は何も……」

「でも、透子はそこで、激しく動揺したってことだろ?」
以下略 AAS



99:名無しNIPPER[saga sage]
2019/04/13(土) 23:58:11.44 ID:sOMkQtx30
「……あっ、でも――」

「なに?」

 気まずそうに目を逸らす透子。俺は先に立ち上がり、彼女の返事を待つ。
以下略 AAS



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