【R18鬼滅の刃】胡蝶しのぶ「藤花夜話」【義勇×しのぶ】
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1: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:20:03.65 ID:NFrGelFa0
「冨岡さん、私と……一日だけ夫婦になってくれませんか?」

水柱たる冨岡義勇は、蝶屋敷の一室に呼ばれた。

雪の降る中、鬼狩りに向かう前日だった。

まだ少女の面影が色濃く残っている落ち着いた乙女の名は胡蝶しのぶ。

この蝶屋敷の女主人である。

「……。どうして、俺を選んだ?」

頬を赤らめたしのぶは、やや視線を逸らして応えた。

「……。冨岡さんは不器用ですから。浮いた話一つありませんし
 その分だとお嫁さんも中々捕まらないでしょう?」

義勇は、じっとしのぶを見つめた。

復讐の炎に若い身を焦がし、恋も知らないこの乙女が貞操を捧げるという。

それも、亡き姉の願いに僅かながらに応えたい真摯な想いから。

「いずれ私は、鬼を道連れにして死ぬ女です。
 ふしだらな申し出なのは承知の上、冨岡さんとの関係は誰にも口外致しません。
 手向けとして彼岸まで携えて行きます」

    #  #  #   


2: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:21:02.53 ID:NFrGelFa0
「上弦の鬼を倒す話です」彼女の可憐な唇が開いた「正確には、姉を殺した鬼、ですが……」

蝶屋敷の応接間に招かれた義勇は、差し出された茶を飲みながら粛々と聞いていた。

しかし、抑揚のない彼女の話し方とは裏腹にその奇策は凄まじいものだった。
以下略 AAS



3: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:22:02.33 ID:NFrGelFa0
「……一つだけ約束してほしい。俺たちは仲間だ、決して一人で突っ走るな」

「はい」

その時向けた彼女の笑みはどこか寂しく儚げだった。
以下略 AAS



4: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:22:38.91 ID:NFrGelFa0
「失礼します」

静かに脱衣場への戸が開き、しのぶが入ってきた。

その華奢な身には薄布一枚纏っているのみだ。
以下略 AAS



5: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:23:06.05 ID:NFrGelFa0
「……本当に良いのか?」

「今更ですよ、冨岡さん。良くなければ、貴方にこの体を晒してません」

しのぶはコロコロと笑いながらつんつんと義勇のそそり立つ肉刀を興味ありげにつついた。
以下略 AAS



6: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:23:32.90 ID:NFrGelFa0
「あっ……」

綺麗に整った春丘に義勇の口づけが訪れた。

誰にも嗅がせた事のない卑香が、彼の鼻孔に潜り込んでいく。
以下略 AAS



7: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:24:06.28 ID:NFrGelFa0
しのぶは少し不満げに目を反らした。

自分が恥ずかしい場所をさらけ出して、しかも心地良くなったと言うのに

相手にさしたる感動が見えないのは不公平に思えた。
以下略 AAS



8: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:24:44.90 ID:NFrGelFa0
「あっ……、んうっ、……冨岡さんっ……!」

風呂の中でしきりに響く交音に、たっぷりとふしだらな露がまぶされていく。

しのぶの発する蠱惑的な花香に当てられた義勇は
以下略 AAS



9: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:25:11.73 ID:NFrGelFa0
「ハァッ……ハァッ……冨岡さん……?」

しのぶは初めて昇りつめた余韻に浸っていた。

彼女の体奥では義勇のそれがまだ幾分かの残精を流し入れている。
以下略 AAS



10: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:25:38.58 ID:NFrGelFa0
「ああ……冨岡さん、私……っ!」

義勇はいつしかしのぶの両手を逆手に取っていた。

両手を繋がれた彼女は丁度手綱を結ばれた馬のようだった。
以下略 AAS



11: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:26:07.39 ID:NFrGelFa0
「胡蝶……」

義勇はなおもしのぶを離そうとはしなかった。

覚悟を決めた戦乙女への厚い手向けか、それとも情欲に耽り
以下略 AAS



12: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:26:35.24 ID:NFrGelFa0
「今俺たちは夫婦だ、胡蝶」義勇が抑揚のない声で囁いた「水柱・冨岡義勇の子を孕め」

それだけ言い終えると、石畳の上に彼はしのぶを横に寝かせた。

華奢で軽い彼女の右脚を盛り上がった肩に担いで、彼は再び攻め始めた。
以下略 AAS



13: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:27:02.63 ID:NFrGelFa0
   #  #  #

あの初夜以降、胡蝶しのぶは決して冨岡義勇と同衾しようとはしなかった。

翌朝から二人は何事もなかったかのように、また職務たる鬼狩りに精を出した。
以下略 AAS



14: ◆K1k1KYRick[saga]
2019/07/10(水) 19:27:43.38 ID:NFrGelFa0
以上です


15:名無しNIPPER[sage]
2019/07/10(水) 22:19:48.34 ID:WVVRBdT40



16:名無しNIPPER[sage]
2019/07/12(金) 23:32:02.21 ID:A01iW5yNo
こういうのでいいんだよこういうので


17:名無しNIPPER[sage]
2019/07/13(土) 06:19:12.52 ID:lnmDliZPo
乙い


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